令和という雅な響きと納豆という国民食がタッグを組んだ社名には品を感じます。
そして今の飲食店の苦境に国からの支援はまだ満足に行き届いていないこともあり、クラウドファンディングという手段で経営の再起を図ろうと考える会社も多いです。
今回ご紹介する令和納豆さんもクラウドファンディングというお客様との信頼関係を元にしたサービスの利用について炎上を起こしました。
今日(2020年5月23日)の早朝からYahooのリアルタイムの上位になぜか「令和納豆」や「納豆定食」という食欲を刺激するキーワードがあったので調べましたが複雑な心境になると同時にこれもまた意識すべき問題に思えました。
今回はそんな令和納豆さんの炎上理由からクラウドファンディングの難しさを記事にまとめました。
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令和納豆とは?
水戸の納豆ごはん専門店の令和納豆に行ってみたヽ(´▽`)/!
クラフトビール店みたいな品揃え( ˊᵕˋ ;)w。但し、「本日の納豆」は決まってて選べないんですね。でも、追加納豆することができるので問題なかった。もちろん地元「雪あかり」追加で(*´꒳`*)。
きき納豆してみたい。 pic.twitter.com/2InGL4FFdJ— あ_っ君@駅メモ垢 (@a_kkn_eki) February 24, 2020
令和という元号に変わりはや一年が経ちましたね。
元号が変わるというタイミングは何かしら新しい行動を起こしたいものですし、「元年」という響きも素敵です。
そんな令和元年に「令和納豆」さんも開店しました。
HPから理念を読ませていただくと、
納豆は無限の可能性を秘めている
世界の食卓に納豆を届けたい
という心の底から納豆に惚れ込んでいて、その納豆を世界の食卓に届けたいという意気込みは素晴らしですし、一度は食べてみたいなって思います。
実際に欧米の食文化よりも東洋の食文化の方が発酵食品に含まれる様々な栄養素による恩恵を受けています。
さらに免疫力の向上という面でも納豆は日本に多大な貢献をしていることは間違いありません。
その発酵食品の筆頭として納豆は有名ですし、その納豆を世界に広げるという理念はじっくり読ませていただいても素敵だなと感じました。
令和納豆の炎上理由は?
令和納豆という店が一生涯無料のパスポートを配り、それを使いすぎると没収されるらしい pic.twitter.com/9a4gN0072R
— きんたろう@7鯖 (@XlyouaRDrSgPhEu) May 22, 2020
現時点でTwitterなどのSNSで令和納豆さんが炎上した理由は、一生涯の無料パスポートを販売したものの、実際に使いすぎると没収されたという事実からです。
この事実が本当だとしても、お客様の中には常識の範疇を超える利用の仕方をされる方もいる可能性がありますし、営業上明らかに色々な意味で不利益をもたらすなら仕方ないと考えることも出来ないこともありません。
ですが、上記のつぶやきにある規約違反の内容は少々眉をひそめる内容です。
1・毎回無料の納豆定食しか頼まない
2・メールでのアンケートの回答が不誠実
という理由によるによるものだったようです。
もともと納豆定食の一生涯の無料パスポートという特性上、購入した直後は頻繁に通ってくれるお客様への対応も考慮していないのでは?という見方もできます。
さらに、メールでのアンケートの回答もお店にとって不誠実と感じたら一生涯のパスポートを没収とは意地が悪すぎるかなぁと思います。
正直、僕も外食が楽しみで必ずごちそうさまとは伝えますが、アンケートなどには応えることは滅多にありません。
なので、アンケートの義務付けや回答に誠実性を求めるのはお客様との関係が明らかに歪であって、主導権がすべてお店にあるように見て取れます。
これもまた1つの炎上理由だと思います。
令和納豆の炎上理由は大勢のお客様への信頼の欠如
被害者が沢山いるみたいなので改めて。
私も令和納豆の被害者です。届いた時にウキウキで撮ったパスポート写真ですが店の人に取り上げられてしまったので現物はもう手元にありませぬ。
ご査収ください。 pic.twitter.com/TYfEVZ8lhL
— 半崎 (@d1a2i1c1h) May 22, 2020
どうしても接客業の性質上明らかに被害者意識を持つお客様の存在も見逃せません。
なので、令和納豆さんの立場から見たら、もしかしたら納豆定食の一生涯の無料パスポートを悪用されたのかもしれないという可能性も十分にありましたが、炎上した理由に共感を持つお客様が想像していたよりも遥かに多い事実はさすがにお店に非があるように思えるのです。
もともと納豆定食の一生涯の無料パスポートとは表現を変えればお店を信頼しての先払いによるサービスです。
なので悪用をすることが出来る立場はお互いにあります。
今回は普通に先払いをした権利を利用しているにも関わらず、無料の納豆定食しか注文せずに売上に支障があるというのは「先払い」してくれているお客様の善意をあまりにも軽く見ている可能性もあります。
お店で提供する以上原価計算をしてお客様が場合によってはこれだけ来店するかも知れないという計算が甘かったのか、お客様の善意の先払いを受けたらそれでおしまいと勘違いしているのかのどちらかなのかな?と残念な気持ちになりました。
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令和納豆の炎上とクラウドファンディングという信頼関係のほころぼ
今、令和納豆がホットな話題
クラウドファンディングで
金集めしたら金主切り捨てという悪い意味で色んなマスコミも後押ししてて
その辺の道義的責任はどうなんだろうhttps://t.co/pgfKHuav1h
株式会社納豆
クラウドファンディングで1200万円以上の支援金を集め、「納豆スタンド 令和納豆」を開店 pic.twitter.com/u9DOzKd7Gq— アンモナ (@f1v3Kw7vSOGYjbO) May 22, 2020
クラウドファンディングというシステムの本質は客様からの信用による先払いです。
今の自粛ムードの中でも応援したいお店を応援したいという気持ちをお金に変えるという一面もありますし、お店側もその気持に見合うサービスを提供するという新時代的な取り組みだと思っていました。
ですが、今回の令和納豆さんの炎上によってクラウドファンディング自体のあり方も考えるきっかけになってしまった人も多いのではないでしょうか?
テレビなどの報道でも度々目にするクラウドファンディングの美的部分の強調によって、今回の令和納豆さんの炎上のようなリスクもあります。
改めてクラウドファンディングというシステムの欠点がわかるニュースでしたが、お客様との信頼関係をより深めている会社もたくさんあります。
なので別の記事ではクラウドファンディングという信頼関係が上手く言っている事例を紹介したいと思います。
【応援してくださっている皆さまへ】 pic.twitter.com/WcVZ5Xt5li
— 令和納豆 (@reiwanatto) May 22, 2020
そして、いまだに令和納豆を応援している方や、すでにクラウドファンディングによる納豆定食の一生涯の無料パスポートを持つお客さまへの対応の強化。
そして一度は没収してしまったお客様へのフォローを頑張っていただきたいとです。
経営理念は素晴らしいと思いますし、納豆の可能性を信じていればお客様への真心を込めたフォローによってより良い経営になれるよう応援しています。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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