火災のノートルダム大聖堂の歴史とは?火事の原因や今後の復旧は?

フランスから

衝撃的なニュースが届きました。

 

パリ中心部にある

観光名所ノートルダム寺院

15日夕、大規模な火災が発生。

 

その火災で同寺院の尖塔が崩壊。

 

1000年近い歴史を持つ寺院と

その貴重な芸術作品の数々はどうなるのでしょうか。

 

その後の発表では

芸術作品のほとんどが無事だということですが、

建物自体の被害は甚大です。

 

では「パリは元に戻れない

という市民がいるくらい

パリの街になくてはならないこの寺院は、

どういう歴史を持つのでしょうか。

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ノートルダム寺院の建設

火災のノートルダム大聖堂の歴史とは?火事の原因や今後の復旧は?1

ノートルダム大聖堂は、

ローマ・カトリック教会の大聖堂で、

 

セーヌ川にはさまれたシテ島に立ち、

奥行き約130メートル、

幅40メートルの規模を誇る寺院です。

 

建築様式は初期ゴシック様式

1163年に建造が始まり、

改修や増築を繰り返してきました。

 

現在もノートルダム大聖堂は、

パリ大司教座聖堂として使用されています。

 

また1991年には

周辺の歴史的建築物などとともに

ユネスコの世界文化遺産に登録されたこともあります。

 

年間1200万人の人々が訪れる

世界屈指の観光名所です。

 

1163年に

司教モーリス・ド・シュリーによって

建設が始められた同寺院は、

1225年に1度完成しました。

 

その後ファサードを構成する双塔が

1250年まで工事が続けられ、

ヴォールトを支える

フライング・バットレスは

12世紀に現様式に取り替えられました。

 

最終的な竣工は1345年になります。

 

1196年に司教モーリス・ド・シュリーは亡くなり、

 

その後は後継者ユード・ド・シュリーによって引き継がれました。

歴史の中のノートルダム寺院

火災のノートルダム大聖堂の歴史とは?火事の原因や今後の復旧は?2

1789年に始まったフランス革命では、

暴徒化した民衆によって

大聖堂の入り口に飾られた旧約聖書の

諸王達の像がフランス国王の像と間違われて

破壊されるなどの甚大な被害を受けることになりました。

 

この、破壊後埋められた像は

1977年に発見され、

現在はクリュニー中世美術館に展示ています

 

フランス革命の後、

同寺院は1804年にナポレオンの戴冠式が執り行われたり、

 

ユゴーの「ノートルダム・ド・パリ」の舞台になりました。

 

この小説は後に、

ミュージカルやディズニー映画の

ノートルダムの鐘」として広く知られる事になります。

 

このような事から歴史的・文化的な

重要度が改めて見直され、

19世紀半ばには大修理が行われています。

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ノートル・ダム寺院の主要な美術品

火災のノートルダム大聖堂の歴史とは?火事の原因や今後の復旧は?3

今回の火災で心配されている事の一つが、

収蔵されている美術品

重要な文化財の数々です。

 

中でもカトリック信者にとって

崇拝の対象である

ばらの冠チュニック

大変注目を集めていました。

 

いばらの冠

1239年にコンスタンティノープルから持ち帰ったとされ、

 

ゴルゴタの丘で十字架にかけられた

キリストが頭にかぶせられたものと言われています。

 

チュニックは列聖された13世紀の

国王ルイ9世が着用していたものとされ、

どちらも貴重な聖遺物となっています。

 

今回の火災ではどちらも

消防隊員の活躍で無事に救出されたようで、

他の重要な文化財も保護されたようです。

火事の原因は?復旧は可能?

火災のノートルダム大聖堂の歴史とは?火事の原因や今後の復旧は?5

火事の原因はまだ判っていないようですが、

どうやら改修工事が関係してる説が有力です。

 

他にもテロの可能性なども

考えられますが、

けが人が出ていない事からも

テロの可能性は低そうです。

 

復元に関しては、

現在のところ技術的に可能かどうかも

意見が分かれているようで

見通しが立っていない状態です。

 

しかし「バラ窓」として有名な

ステンドグラスなどは当時の材料が

再現できるとは考えづらく、

難しいと言わざるえない状況のようです。

 

ただこのまま取り壊すとも思えないので、

どんな形になるかは判りませんが、

何らかの形で復旧はされそうです。

 

こういった「いつまでも在る」と

思っていたものが火事で焼失したりすると

本当に世の中何があるか判らないと強く思わされますね。

 

パリの方々にとっても相当な

トラウマになるんじゃないでしょうか。

 

日本の重要な寺院はほとんどが木造なので、

本当に恐しくなる事件です。

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