「グローサラント」という言葉を聞いたことがありますか?
実は、最近広がりを見せている、スーパーの新しい形態なんです。
簡単に言うと、スーパーの中で飲食ができるサービスなのですが…。
それって、イートインと何が違うのでしょうか?
なぜ最近になって増えてきたのでしょうか?
そこで、今回はグローサラントについて調べてみました。
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グローサラントって何?その言葉の意味とは
「グローサラント」とは、
「グローサリー(食料品)」と「レストラン」を組み合わせた造語のことです。
アメリカ発祥の新しいスーパーの形態として、最近は急速に知名度が高まっています。
スーパーで売られている食材を使った料理を併設のレストランで楽しめるのが大きな特徴です。
日本では、2017年に成城石井やイオンがグローサラント店舗をオープンし、話題となりました。
最近では、ロック・フィールドが展開する「RF1(アール・エフ・ワン)」ブランドとドンクがコラボした「ドンク&RF1 高岳店」がオープンし、注目を集めています。
イートインとは何が違う?
店内で商品を食べられるサービスといえば、イートインを連想する方も多いのではないでしょうか。
イートインとグローサラントの違いはどこにあるのでしょうか?
イートインは、店内で購入した出来合いの食品を食べられる場所です。
椅子とテーブルが簡単に設置してあり、短時間の食事を想定して作られています。
それに対し、グローサラントは店内にある食材をその場で調理し、本格的な料理を食べることができます。
レストランのような空間でゆっくりと食事できるのが特徴です。
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最近、急に増えたのはなぜ?
ネットショッピングが一般的になり、食品もネットで買う人が増えた事が背景にあります。
スーパーならではの強みをアピールするために、すでにアメリカでは人気のグローサラントを取り入れ始めたようです。
スーパーにあってネットには無いものといえば
「体験」
ではないでしょうか。
食材を手にとってみたり、匂いや味を「体験」として知ることができます。
今までもスーパーでは試食を行っていましたが、リアルタイムの調理と食事を通して、より詳しく商品のことを知ってもらえます。
商品の情報がちゃんと伝われば、買ってもらえるチャンスも増えるという訳です。
また、健康志向が高まる現代で、料理する時間をとれない人たちが健康的な食事をする場としても需要がありそうです。
グローサラントはどういう時に便利?
疲れていて料理はしたくないけど、惣菜だとなんだか寂しい…という時、ありませんか?
グローサラントはそういう時にピッタリなんです。
新鮮な食材を使った、できたての料理を楽しめます。
買い物が終わった後にそのまま寄れるので時間もかかりません。
価格帯もレストランより低く、気軽に食事が楽しめるので助かりますね。
また、料理の参考にしたいという時にも役立ちます。
初めて見るような食材ってなんだか買いづらいですよね。
グローサラントでは、試しに食べてみて気に入れば買って帰る、という事が出来るので無駄がありません。
オープンキッチンを採用している店舗も多く、調理の工程も見ることが出来ます。
自炊だと似たような料理になってしまって飽きる…という時にも良いですね。
「成城石井 トリエ京王調布店」では、気に入ったメニューを家で再現できるようにレシピカードを置いてあるようです。
グローサラントって何?スーパーで見かけるイートインと違う体験も?まとめ
グローサラントは、アメリカ発祥の新しいスーパーの形として、日本でも広がりを見せています。
イートインと違い、店内の食材をその場で調理し、ゆっくりと食事を楽しめるのが特徴です。
「スーパー離れ」が進む中で、スーパーならではの強みをアピールするためにグローサラントが増えたようです。
「調理の手間を省きたいけどちゃんとした食事をしたい」という、忙しい現代人のニーズに答えるサービスとなりそうです。
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