最近ニュースで『不正入試』ってよく聞きませんか?
そしてこのニュースは大抵医学部の事ばかり。
何で医学部での不正入試ばかりなの?
実際にはどのような不正があったの?
よく取り上げられているニュースだからこそ、きちんと知っておきたいですよね。
そんな医学部不正入試について、記事にしてみました。
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医学部の不正入試が公に
医学部や医学科がある大学は全国に81校あります。
そのうちの何と10校で不正入試が行われていた疑いありとのことが明らかになり、
ニュースとなりました。
受験といえば
数年にわたる努力の日々。
緊張の受験日。
合格発表のボードで喜ぶ姿や、
泣き崩れる姿。
受験生をサポートする周りの方々が抱く思いも大きなもの。
そう。人生において1大イベントの1つですよね。
もちろんその後の人生にもずっと付きまとってくるもの。
そんな入試で行われた不正は、沢山の方の思いや努力を踏みにじる行為です。
では不正入試とは、実際何が行われていたのでしょうか。
被害を受けたのは浪人生や女性受験者。
今回公になった内容としては、
女性や浪人生の点数を不利に得点操作するというもの。
女性というだけで
浪人生というだけで
本来取れていた点数がなかったことにされていたなんて信じられますか?
え、日本って平等な社会じゃなかったの?
しかもそれが暗黙の了解として長年に渡って、です。
何だかもう、
世の中の仕組みすべて疑ってかからなくてはいけなくなっちゃいます。
長年に渡る、暗黙の差別ですね。
医学も闇が深いです。
もし私が女だからという理由だけで減点され、
受験に失敗していたら?
1度浪人しても、
必死に努力して再受験に挑む友達が減点されていたら?
悔しくって 悔しくって たまりません!!!
このびっくりするような不正はどうして行われてしまったのでしょうか?
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医学部で不正の原因はこの2つ?
この悪行が医学部で多く行われていたのは、2つの理由がありました。
女性医師よりも男性医師を確保しておきたい病院が多い
結婚や妊娠、子育てで働けない期間が発生しうるのは女性が多い。
家庭を持つと、深夜の緊急オペや当直などに対応できない女性が多い。
など、未だに女性に対するマイナスイメージが根強い業界のよう。
実力主義のイメージが強いが強かったのですが、こんなにも
女性の社会進出に対しての理解が追いついていないなんて驚きです。
- 人材確保に繋がる可能性が高い現役生を優遇したい
浪人生よりも現役生のほうが、
医師試験に合格しやすいことが多いようです。
現場で活躍できる人材を出来るだけ多く輩出したいから、
現役生を優遇したいのですね。
また、長く活躍出来る人材のほうがいいという理由で、
若年層への需要があるようです。
だからといって一概に浪人生を不利にするのはあきらかにやりすぎな気がします。
医療現場ならではの悩みを解決したい思惑は伝わってきたのですが、
何の非もない受験生の気持ちは全く無視する無常さはいかがなものでしょうか。
もっと倫理的にいい方法を探してほしかったですね。
では、具体的な事例を見てみましょう。
順天堂や北里大学の実例
順天堂大学:面接・小論文で女子の点数を低くしていた。
理由は“女子は男子よりもコミュニケーション能力が高いから”
⇒医学的根拠となる論文を提出しましたが、
論文の作成者は論文とコミュニケーション能力については全く関係性がないと発言。
北里大学:繰り上げ合格者への連絡を成績順ではなく
男性、若年者優先に行った。
理由は“現場での体力面を考慮したから”
どちらの大学も理由が弱すぎて納得がいくものではありませんね。
こんな入試が長年当たり前に行われていたなんて信じられません。
医学部不正入試についてのまとめ
・医学部や医学科のある学校での不正入試が見つかった。
・長年に渡って、浪人生や女性受験者の点数を不利にすることが暗黙の了解で行われていた。
・医学部で不正が相次いだ原因は、
男性医師や現役生を多く確保したい医療現場の思惑が原因だった。
・順天堂大学はコミュニケーション能力の男女差を理由に、
面接・小論文で女子の点数を低くしていた。
・北里大学は現場での体力面を理由に、
繰り上げ合格者への連絡を男性、若年者優先に行っていた。
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