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温暖化が想像を超える進行に!暖冬どころか冬なのに蚊が飛ぶ12月!

温暖化が想像を超える進行に!暖冬どころか冬なのに蚊が飛ぶ12月!

地球温暖化!」、「温暖化による異常気象!
などと叫ばれ始めて随分と経つように思います。

 

この温暖化とはなんなのかを知っていますか?
また本当はどれほど深刻な問題なのでしょうか?

 

そして温暖化とセットで「暖冬」という気象を聞いたことがあるのではないでしょうか。

暖冬になるとどんなデメリットがあるのか?

 

この温暖化や暖冬が私たちの生活に大きな影響を与えそうなんです。

 

仕組みから生活への影響まで、詳しく見てみましょう。

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温暖化ってなに?暖冬に関係しているの?

温暖化とは「地球温暖化」を指しています。
昔の時代に比べて地球の温度が上がって来ている現象のことなんです。

 

100年前に比べると約0.6℃くらい平均気温が上がっています。

 

このまま放っておくと2100年頃には1.4℃〜5.8℃程度で平均気温が上がってしまうとされているんです。

ピンと来ない気温ですが、簡単な目安があります。
まず平均気温が2℃上がると、世界のあちこちで異常気象などの影響が出るということです。

そして平均気温が4℃上がると、地球の40%〜70%の動物は絶滅の危機に直面するとされています。

近い将来で衝撃的な未来が待っていると見ている研究者も多くいるわけですね。
そもそもこの温暖化はなぜおこるのでしょうか?

それは地球を覆う「温室効果ガス」に影響しています。

聞いたことのある方も多いと思いますし、意味も字のままです。

地球に温室効果をもたらすガスを指します。

 

これは本来なら悪いものではなく、
地表の熱の全てを宇宙に逃がさないようにしてくれています。

 

地球の平均気温を14℃に保っていると言われています。
もし温室効果ガスがないと地球の平均気温は-19℃程になるので、その役割は重要なものなんです。

 

ただ、この温室効果ガスは二酸化炭素やフロンなどの6種類のガスで構成されています。

人為的にこれらのガスを多く発生しながら私たちは生活していますよね。

意図せず、この温室効果ガスを私たちは厚くしてしまっているのです。

 

厚くなると本来なら適度に逃していた熱を、逃すことができなくなります。
その結果、地球の平均気温が上がり温暖化の問題になるんです。

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温暖化と暖冬

 

暖冬は字の通り、暖かい冬のことを指しています。
11月〜2月の平均気温が高くなる異常気象の1つなんです。
地球温暖化とは通年の地球の平均気温が上がることを指します。

 

この時期の平均気温が上がることは地球温暖化に繋がるのです。
また冬でも気温が高いのは温暖化が原因とも言えます。

 

冬の気候は複数の条件が絡み合い、成り立っています。
例えばエルニーニョ現象太陽活動北極振動などです。

 

暖冬の原因を調べるとこの様なワードが出てくると思いますが、
温暖化の観点ではこれらをひっくるめて平均気温が高くなることを指します。

温暖化による暖冬の4つのデメリット

温暖化による影響は様々あります。

よくテレビなどでは北極の氷が崩壊する映像などを見かけるのではないでしょうか。
そのため北極グマは絶滅の危機に瀕しているとされています。

 

また北極の氷が溶けることで海水面の高さが上がるんです。
そうすると、海に浮かぶ島のいくつかは沈んでなくなってしまいます。

 

その他、地球を覆うガスが厚くなり過ぎたことで巨大な積乱雲が発生するようになったともされ、
スーパーセルと呼ばれるこの積乱雲は、日本でも大きな竜巻被害を起こす様になりました。

この様な影響がいくつもある中で、私たちの生活にすぐに問題として直面するのが暖冬なんです。
温暖化による異常気象の1つの暖冬のデメリットを紹介します。
大きく4つのデメリットが挙げられます。

[暖冬によるデメリット①]

経済面への大きなデメリットが出ます。

 

たとえば農作物への影響ですね。
冬の寒さで育つものは取れなくなります。
寒さで味や品質が落ちるため、商品としての価値が落ちることもあるのです。

 

反対に寒さに耐えた後でようやく収穫できるようなものは、
寒さが来ないせいで取れ過ぎることになります。

そうなると市場での価格は供給が増え過ぎて大暴落です。

 

ある農作物は消費者の財布に打撃を与え、ある農作物では農家の収入に打撃を与えます。
トータルで見たときに正しいサイクルの冬でないと、経済にマイナス効果を与えるのです。

[暖冬によるデメリット②]

製造販売、小売、流通業へのデメリットが出ます。

寒さに対しての需要が減るのです。
寒いからこそ暖かくなるものが欲しくなり、その需要で収益を上げる会社もあります。
暖房器具から冬服、カイロ、寒いからこそ食べたくなる鍋ものまで広く影響するでしょう。

 

そしてこの影響はメーカーだけに限りません。
店頭販売をする小売業、そこに卸す卸業、そしてそれらを運ぶ流通業まで広がるのです。
冬ならではの寒さがないと、消費意欲にブレーキがかかるんですね。

[暖冬によるデメリット③]

レジャーへの影響が出ます。

冬のレジャーといえば皆さんが思い浮かべる通りだと思います。
スキーやスノボといったゲレンデスポーツですね。

 

暖冬で雪が降らなければ需要が無くなります。
雪が降っても水分の多いベタベタな雪質となるでしょう。
観光業への打撃だけでなく、ウィンタースポーツ用品などの売れ行きにも影響が出るんです。

[暖冬によるデメリット④]

自律神経へのデメリットが出ます。

暖冬はただただ暖かい訳ではないんですね。

平均気温が高くなるので、極端に暖かい日があり普通に寒い日もあります。
1日の中での寒暖差も激しくなることも多いんです。

 

そうなると身体がついていきません。
自律神経に影響が出て体調を崩しやすくなります。

風邪をひきやすくなったり、必要以上に疲労感が出たりです。
冬なのでもっとも危惧したいのは抵抗力が落ちることで、インフルエンザ感染をしやすくなることです。

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温暖化で暖冬がさらに進むとどうなる?

異常気象である暖冬がさらに進行すると、様々なデメリットがあることが分かりました。

これ以外でも私たちの生活を脅かす危険が、実は迫っているんです。
それは今まではあまり心配のなかった病気への心配となります。

 

皆さんは冬にも蚊を見かけたことはありませんか?

冬場の蚊の多くは暖かい部屋などで見かけることがほとんどだと思います。
実はこの冬の蚊は、夏の蚊とは種類が異なるんです。
夏に厄介な蚊はヒトスジシマカという種類の蚊となります。

一方、冬に見かける蚊はチカイエカという種類です。

大きな違いはチカイエカは寒さに強いことが特徴となります。
気温10℃で吸血活動をするんです。
そのため今の冬でも室内などの暖かい部屋では活動しているんですね。
もし暖冬が進み、冬でも10℃近くの気温が続く様になるとこのチカイエカが活発に活動することになります。

現在でも涼しくなり、本来なら寒くなる頃でも蚊が飛んでいたりしますよね。

 

蚊は病原菌の媒体になることが非常に心配です。

日本は今では夏になるとデング熱など、比較的新しい病気に注意が必要となりました。

 

これも亜熱帯化してしまった日本で、

本来なら心配のなかった病気が異常気象のせいで変化してしまったからとされています。

 

こういった流れが冬の日本でも発生していく心配があるんです。

チカイエカはフィラリアやエストナイル熱などの病原菌を媒体するとされています。

 

そしてチカイエカになぜ、これだけのスポットを当てているかというと生命力が非常に強いからです。
冬でも冬眠せず、10℃以上あれば吸血をします。

繁殖力も強く、対策をしないとどんどん増えていくんです。
しかも驚くことに吸血なしでも産卵できる程の強者なんですよ。

 

暖冬が進めば進むほど、様々なデメリットが進むほかに新たな病気の心配が出てきます。
私たちの生活に直に関わるデメリットが多いんですね。

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温暖化による暖冬のデメリット〜まとめ〜

ここまで見ていただいた通り、温暖化による地球への影響は非常に大きいです。

しかもその影響はそんなに遠くない未来に起こりえます。

 

さらに異常気象の1つの暖冬に絞って考えれば、既にここ日本でも影響は出始めているのです。

経済への影響、体調面の影響は一部かそれ以上ずつを感じているかもしれません。
さらにここに新たな病気の心配も重なってくるんです。

こうしたリスクを知っておくことで、早め早めに対策が打てる準備に役立ててください。

環境への意識も少しでも持っていただけたら、耳に入ってくるニュースの内容も少し違って聞こえるかもしれませんよ。

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