突然ですが「MaaS」と聞いて、正確にこれが何かを答えられますか?
なんとなく知っている方もいれば、全く知らないという方もいることでしょう。
でも実は全く知らない方の中でも、このMaaSについて関係のあるニュースを耳にしている方は多いと思うんです。
そのニュースとMaaSを結び付けることができると、世の中がどんな方向に進んでいるのか少し分かるようになりますよ。
MaaSは規模の大きい話となり、理解するのが難しい面もあるかもしれません。
だから日々伝えられるニュースと繋げることで、少しでも理解度を深くするべきだと思うんです。
時代の変化の節目と言えるほどの規模の話となります。
なんとなく時代が変わってた!では面白くありませんよね。
その節目にいるからこそ、情報を先取りして変化を楽しんでいこうではありませんか!
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MaaSとは?意味どころか読み方も分からない方へ
個人的な感覚ですが「MaaS」の単語1つだと読み方も分からない方が多いように思います。
まず読み方はMaaSで「マース」です。
元は「Mobility as a Service」で、略してMaaSとなります。
直訳はサービスとしてのモビリティとなり、もう少し砕くと移動としてのサービスです。
多分、ここまで聞いても訳が分からないと思います。
この中で「移動」「サービス」のキーワード2つだけを頭に入れておいてください。
MaaSを深く知るために概念から知ろう
MaaS規模が大きく、世界的に既に走ってしまっている内容となります。
そのため概念がブレてしまうことがありますが、なるべくど真ん中の部分で紹介したいと思います。
その点をご了承頂けると幸いです。
MaaSの概念は、移動手段(交通手段のすべて)を単なる手段と捉えることを止める考え方となります。
すべてがサービスであり、どんな移動手段であろうとシームレス化されて1つに繋ぐという考え方です。
物凄くザックリな例えをするなら、電車での行き方は電車用サイトやアプリで調べますよね?
車ならマップやカーナビでしょうか?
自転車や徒歩ならやっぱりマップアプリでしょう。
飛行機なら調べるだけでなく、予約もサイトや代理店で個別にすると思います。
つまりは現在では、それぞれが独立した個々のサービスや手段というモノなんです。
これをMaaSでは、すべてを1つに包括しようというものとなります。
どの移動手段と限定することなく、すべての手段から最適なモノを選ぶことができるのです。
またそれらを複数組み合わせて利用できます。
さらに予約や支払いも、各手段ごとの利用に関係なく一括で完了するのです。
各手段(モノ)、企業なども関係無く利用者が効率的に移動手段を選択できるサービスコンテンツとなります。
そのためにすべての移動手段を同一のプラットフォームに乗せるというのが
MaaSの概念と言えるのです。
まだまだ分かりにくいですよね?
冒頭でも触れた具体的なニュースも紹介していきましょう。
少しずつ理解が深まると思いますので、こんなニュースがあったなぁと思い出しながら見てみてくださいね。
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実はMaaS関連だった?関わりあるニュースのあれこれ
どのニュースがMaaS関連となるか?
のカギは、MaaS実現に必要なことを知ることで判別できます。
ここではまず、MaaS実現のために必要なことから見ていきましょう。
上に書いたようにすべての移動手段を1つとして考える必要があります。
そして最適な経路を利用者が効率的に選べる必要もあるのです。
つまり利用者の情報がオープン化される必要がありますよね。
それはスマートフォンなどのデジタルインフラの整備が必要になるんです。
それぞれの公共交通機関の運行情報や、各利用者の利用履歴などを一括管理できる
「アプリ」や「ソフト」などが必要となるでしょう。
個人の利用履歴などのパーソナリティデータの集約、またそれらを効率的に利用する
「ビッグデータの解析」も求められます。
そしてこの解析には「AI」も必要となるんです。
さらにはドライバーの不足を補うための技術革新として「自動運転」や、「コンパクトモビリティ」、「EV(電気自動車)」などのクルマの革新が必要となります。
さらには移動手段の選択肢を広げる意味で「ライドシェア」の普及も不可欠と言えるでしょう。
現在では「配車サービス」が急激に世界でも普及しており、「ウーバー」などの企業名を良く聞いた時期もありましたよね。
また敷居が低いこともあって、既に普及が始まっている「サイクルシェア」といった自転車の自由な借り出しもあります。
この自動車版として「カーシェアリング」がありますが、こちらも参入メーカーが増える見込みもあり更に広がりを見せることでしょう。
といったようにMaaS実現に必要なものは多くありますし、近年スポットの当たるごとの多い技術やサービスの革新部分となっているんです。
すべてがMaaS関連として紹介されているわけではないでしょうけど、上の「」のキーワードが関連ニュースとなります。
耳にしたことのあるワードが割とあったのではないでしょうか?
それらのニュースは直接的か、間接的かで分かれますが実はMaaSと繋がりのあるニュースだったんですね。
ただもっとも実現に必要なものはプラットフォームです。
海外では既にドイツやフィンランドで、プラットフォームの実用化がされています。
日本でもJR東日本、小田急電鉄、トヨタなどが開発をしていますので早期の拡大に期待したいですね。
また日本ならではのキメ細かなサービスとなることを期待します。
なぜなら「利用者が効率的に選べる」ことをMaaSの概念としているからです。
ここを日本ならではで開発すれば、世界に先駆けるアイデアが出るんじゃないかと思うんですよね。
MaaSってなに?読み方から概念と詳細まで〜まとめ〜
MaaSについて、概ね統一された概念から紹介してきました。
直接、間接で括らずに関連ニュースにも触れてきましたよね。
なんとなく伝わったなら嬉しいです。
まだまだ発展途上の考え方となっていますので、今後どんな新たなアイデアが出るかも楽しみですね。
間違いなく市場規模は急拡大していくと思われますし、実際にそうなる予測も出ています。
2017年では世界の市場規模は241億ドルだったものが、2025年には2304億円となる見込みだそうです。
8年で10倍という驚異的な試算となっています。
また利用者が便利になるメリットだけに限らない点も注目ポイントなんです。
移動手段の選択肢が増えれば、自ずと自家用車の所有も減ります。
そうなると温室効果ガスなどの環境問題の解決にも繋がりますよね。
また、公共交通機関を積極的に選択されるようになれば各企業の収益にも繋がります。
赤字路線も減ることになるかもしれませんよね。
またより効率的な運行ができれば、それも経費削減に繋がります。
さらに利用者の選択の中でも、交通機関が少ない地域に貢献するんです。
移動手段がないために買い物弱者となっている方々に、
ライドシェアの一部のサービスによって移動手段を提供することも可能になります。
効率的や利便性だけでなく、
本当に移動手段がなく困っている方たちにもメリットが享受されるわけです。
どうですか?
確実に皆さんの生活を一変する日が来ると思いませんか?
今から知っておくと時代の変化を感じることができるはずです。
一緒に大きな革新を目の当たりにしましょう!
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