香山ピエールといえば、
日本国民が幼少期に
一度は手にしたことのある
リカちゃん人形のお父さん
という設定の人物ですね。
ピエールさんの年齢は36歳で、
フランス人です。
リカちゃんの家族設定は
時代によってバリエーションがあり、
一定しないものとされています。
例えば「男は外で仕事をする、女は家庭を守る」
平成はこうした固定概念の見直しが進んだ時代でした。
リカちゃんと言えば1967年に登場し、
発売されて以来、
愛らしいキュートなルックスで子どもたちに親しまれている人形です。
こうした人形の設定する世界にも
時代に合わせた設定の背景があるのですね。
1989年(平成元年)まで
リカちゃんのパパいわゆる香山ピエールは
音楽家であり当時「行方不明」という設定でした。
この設定はリカちゃんを少女漫画のように
悲劇のヒロインであることが女の子の興味を引き付ける要素だったからです。
そのイメージから生まれた設定なんですけど、細かい設定ですよね。
高度経済成長期の日本では
モーレツサラリーマンという父親像で、
おままごとの中でもお父さんの存在が必要なかったということも理由の一つです。
そんな香山ピエールさんは
2014年には1年間の育休取得を宣言し、
6人の子の父親として、
なんとイクメン・オブ・ザ・イヤーを受賞
するほどイクメンの代名詞になっていたりと
リカちゃんの家族設定は
その時代を色濃く反映しています。
今回はそんな謎が多い
香山ピエールについて
ご紹介させていただきたいと思います。
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リカちゃんの香山ファミリーは時代の背景を色濃く映す
発売当初は
「父親は仕事、母親は専業主婦」
といったイメージでした。
1994年頃にはウサギのお母さんが
「仕立て屋さん」という設定の
商品を発売して以来、
世間の母親たちは職業を徐々に持ち始めました。
そして、おままごとの世界でも
母親の目印としていたエプロン
をつけることはやめるようになっていったのです。
私が幼少期の頃、
両親は共働きでしたので父親も母親も
家にいるイメージがあまりありませんでした
しかし、幼い私たちや
帰りが遅いお父さんのご飯を作りに
お母さんのほうが早く帰宅していて、
私も幼いころから母親の家事なども手伝っていた記憶があります。
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リカちゃんの父親である香山ピエールの失踪の理由は?
2014年にイクメンぶりを発揮した
香山ピエールさんですが、
実は、リカちゃんが生まれた時から
フランスのパリ暮らしといった設定でした。
子育てはママに任せっきりで、
ママはファッションデザイナーの
仕事をこなしながらリカちゃん、
双子の妹のミキちゃんとマキちゃん、
そして三つ子の弟妹のかこちゃん、
みくちゃん、げんくんの6人の子どもを
たった一人で育て上げたというのですから驚きです。
お父さん失踪の理由の一つに、
実は香山ピエールさんが登場した当時は
悲劇のヒロインが人気があり、
不幸な少女を演出するために
お父さんが行方不明という設定が
あったことは先程お伝えしましたよね。
それから時代も変わり、
最近では家庭のために
一生懸命頑張るパパ、
主夫なども登場し、
いわゆるイクメンのほうが時代のニーズに沿うため、設定が変わっていったそうですよ。
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香山ピエールとリカちゃんの関係は?悲劇のヒロインと平成の象徴のまとめ
今回はリカちゃんのパパである
香山ピエールについてご紹介させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
幼いこどもが遊ぶ人形の家族が
まさかこんなに細かい時代のニーズに沿った設定があるなんて驚きですよね。
香山ピエールさんの職業は音楽家でした。
ピエールさんの失踪理由は、
様々な憶測が飛び交っていますが、
一つ目はリカちゃんが
生まれてからフランス暮らしであったということ。
二つ目はピエールさんが
登場した時代の日本では男性は外に働きに、
女性は専業主婦だといった
固定概念があったため、
おままごとの世界でもお父さんは必要なかったため。
三つ目は当時では悲劇のヒロインが
世間の女の子から注目を集める要因だったからです。
リカちゃんの家族設定も
お父さんが失踪している設定にすることで
世間の注目を集めるといった目的のためであったと言えますね。
何気なくおもちゃを調べるだけでも、
これほどの物語が秘められているなんて
ちょっとおもしろいなって思いませんか?
今回も最後まで読んでくださって、
ほんとうにありがとうございました。
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