メロディーレーンは、2019年の9月28日の阪神6Rで、馬体重338㎏で勝利して、JRA最小体重優勝記録を更新しました。
岩田望来騎乗のメロディーレーンは、大外から差し切り勝ちをしました。
この優勝で、メロディーレーンは、前々走でメロディーレーン自身が記録した340㎏から、JRA最小体重優勝記録を2㎏更新したことになります。
そして、勝ちタイムは2分37秒1で、阪神2600メートルJRAレコードを0秒2更新したのです。
メロディーレーンは、超小柄な牝馬(メスの馬)ですが、なぜこのような勝利をおさめることができたのか、興味深いですよね。
森田調教師は、「菊花賞の登録も考えたい」と話していました。
メロディーレーンの名前の由来や、最軽馬体重で勝てる理由についてご紹介していきます。
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メロディーレーンの名前の由来は?
まずは、メロディーレーンのプロフィールをご紹介します。
生年月日:2016年2月12日(3歳)
性別:牝(メス)
毛色:鹿毛(かげ:茶褐色の毛)
調教師:森田直行(栗東トレーニングセンター所属)
馬主:岡田牧雄
生産者:岡田スレッド
産地:新ひだか町
父:オルフェーヴル
母:メーヴェ
メロディーレーンの父であるオルフェーヴルは、クラシック三冠馬です。
メロディーレーンの母であるメーヴェも勝利を収めている馬で、メロディーレーンは初仔(はつご)だそうです。
初仔とは、初めて生んだ子供のことです。
メロディーレーンは、良血馬であることが分かります。
父と母ともに、美しく格好良い名前を持っていますが、メロディーレーンの名前は由来が気になります。
メロディーレーンの名前の由来は、
椿の「Melody lane」という品種です。
小さくて美しい椿のイメージが、メロディーレーンの可愛いイメージにピッタリの名前ですよね。
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最軽馬体重で圧勝出来る理由とは
メロディーレーンは最軽馬体重なのに、なぜ勝てるのか、その理由が気になりますよね。
森田調教師は、
「追い切りよりも、レースの方が息が上がってなく、心臓と肺が強すぎる」
と、メロディーレーンのスタミナが勝因であると語っています。
岩田望来騎手は、
「2600メートルで直線も長く、ポジションにこだわらず進めた。3コースから仕掛け、直線は、思い通りの末脚で差し切ってくれ、長いところなら、これからも楽しみ」
と語っています。
森田調教師は、ジョッキーに「早仕掛けしろ」と指示を出していたそうです。
メロディーレーンの心肺機能の高さに確信があったからでしょう。
「末脚(すえあし)」とは、ゴール前の馬の伸び脚のこと。
メロディーレーンは「末脚の切れる馬」ということが言えます。
ゴール前の直線で追い抜いてくる馬の姿を見ていると、感動すら覚えますよね。
メロディーレーンの強さは、
1良血統であること
2心肺機能が優れていること
3末脚の切れる馬であること
が考えられます。
体重が軽いことで筋肉量は少なくても、心肺機能でカバーすることで、軽い事が速く走ることにプラスに働いているのかもしれません。
レースを見ていても、他の大きめの馬と比べると、メロディーレーンは一回り小さく、軽々と追い抜いていきましたよね。
小さくて可愛く見えるので、応援したくなります。
第80回菊花賞(2019年10月20日 京都 芝3000)への登録も考えているという森田調教師。
クラシック登録していないため、追加登録料が必要になるそうですが、期待がたかまりますよね。
掲示板やツイッターなどでは、小柄ながらも強いメロディーレーンの姿を応援する声が沢山見受けられます。
最軽馬体重であることを活かして、これからも、強くて可愛い姿が見ることが楽しみです。
そして、どんな記録を作っていくのか、注目の的です。
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