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小池百合子都知事の評価は?横田一との記者会見でたぬきに見えた理由!

小池百合子都知事の評価は?横田一との記者会見でたぬきに見えた理由!
小池百合子・東京都知事に「医療崩壊を引き起こしたのでは?」という疑惑が投げかけられています。

感染者の受け入れ先だった都内の墨東病院は3月の時点でマスク不足を訴えていました。

が、支援を受けられないまま深刻な院内感染を引き起こしてほぼ医療崩壊状態に。

一方、都は「マスク確保」とHP上で虚偽の記載をし、実質的にこの問題から目を背けていました。

この点をツイートで糾弾した医療ジャーナリストの伊藤隼也氏に着目したのが横田一氏。

横田一氏は2017年の衆院選前に小池都知事のあの「排除」発言を引き出した経緯があり、小池さんとは因縁の深いジャーナリストです。

一連のニュース報道から医療崩壊やこの2人の関係性の真意を読み解いてゆきましょう。

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小池百合子都知事の評価は?


小池百合子都知事のこの数ヶ月の働きぶりは目覚しいものでした。

特に緊急事態宣言が出る前後から、そのリーダーシップぶりは安倍首相を大きく上回っていたといえるでしょう。

緊急事態宣言の発令や給付金の支給や店舗への自粛要請など、小池都政はすべて安倍政権の先を行っていました。

また連日のように会見を開き、感染状況や注意事項などを積極的に発信。

さらに原稿をほとんど読まずに自分の言葉で語るその自然なスピーチぶりに、多くの人は親近感を覚えたのではないでしょうか。

小池百合子都知事は世界レベルでも評価されています。

今、日本はPCR検査の異様な少なさから国際的な信用がほとんど失われた状態です。

そんな中、小池百合子さんは世界のメディアでドイツのメルケル首相ニュージーランドのアーダーン首相などと共にパンデミックの中で輝く女性リーダーの1人とみなされるようになりました。

しかし、彼女は実際その評価に値する政治家なのでしょうか。

横田一との記者会見で見えた小池百合子都知事の本質とその後の爪痕とは?


ここからは先に横田一氏の簡単な説明をさせてください。

横田一氏は1957年生まれのジャーナリスト。

ちなみに同姓同名のジャーナリストもいて、コチラの横田一氏は10歳ほど年上で毎日新聞社の元社員になります。

横田一氏の著書は

 

『シールズ選挙〈野党は共闘!〉』

『政治が歪める公共事業』(共著)

『亡国の首相安倍晋三』

などといったもの。

私は彼のことはよく知りませんが、タイトルだけで基本リベラルだと分かります。

一方で、小池百合子さんは政治家としては保守の左派という立ち位置なので、横田氏とは根本的に対立しています。

2017年、小池百合子さんが希望の党を立ち上げ、衆院選で自民党と対決姿勢を示した際、希望が民進党などの野党勢力を1つに結集して戦うという構図になりました。

しかし小池さんが理念の合わない政治家は希望には入れない意思を示すため「排除いたします」という言葉を使ったことですべてが崩れました。

そして、それを引き出したのが横田一氏の質問でした。

もしこの排除発言が無ければ野党は1固まりになって自民党に勝っていた可能性も充分にあります。

そのため、横田一氏はジャーナリストながら日本の国政を動かすような爪あとを残したといえます。

小池都百合子知事が横田一からがたぬきと呼ばれる理由


一連の事実と政治的な流れから見ると、小池百合子都知事・あるいは東京都が墨東病院を医療崩壊に追いやった可能性も見て取れます。

横田一氏は小池百合子さんのことをよく「たぬき」と呼んでいます。

時勢に合わせて政策や立場をコロコロ変えることからそう呼んでいるのでしょう。

立ち位置が揺らぎがちな保守の中の左派ということを加味しても小池百合子さんはよく立場を変えているように見えます。

都知事選立候補の際、自民党から離脱したことは特に彼女の中の権威欲の強さが出ているといえるでしょう。

排除発言も数多くの大物政治家を抱え込んだら自身のリーダーシップが揺らぐと思えたから出た言葉ではないでしょうか。

現状においても横田一氏がよく記事にしているよう小池都知事は「たぬき」になりました。

当初、小池百合子さんは東京五輪開催のため東京は大丈夫だということをアピールしていました。

その一環として墨東病院の「マスク確保」とのアナウンスがあったはずです。

約一ヵ月後、墨東病院は医療崩壊、院内感染の大きな一因に「マスク不足」があるのは明らかです。

それから五輪延期が決定し、世界中で緊急事態宣言が出ると態度が一変、小池百合子都知事五輪の旗振り役からコロナと戦うリーダーになりました。

これでは横山氏が「たぬき」と呼ぶのも仕方ないでしょう。

マスク確保との発表もフェイクニュースだったといえます。

小池都知事と横田一氏のいがみあいは日本を健全に?


考えれば小池都百合子知事と横田一氏とは、お互いに最悪の人物だといえるのではないでしょうか。

排除発言がなければ、野党が安倍政権を打倒し、小池百合子さんには総理大臣への道が開かれる可能性もあったでしょう。

一方、横田一氏は排除発言で小池落としには成功したものの結果的に安倍政権の延命を助けてしまいました。

彼が真のリベラリストならば大きな落ち度であり、ジャーナリストの中でもこの点から彼を軽蔑している人は少なくないでしょう。

横田一氏が未だに小池さんに鋭く切り込んでいるのも、もしかしたらこの負い目からではないでしょうか。

しかし横田一氏のような存在は日本の民主主義にとって欠かせないものです。

墨東病院は東京都の大切な基幹病院であり、パンデミックの最中の医療崩壊は重大事件です。

しかしマスコミの中でこのできごとはほとんど触れられていません。

それも結局、横田一氏とは真逆の忖度記者ばかりが日本の政治を伝えているからではないでしょうか。

横田一氏と小池都百合子知事の確執は個人的ないがみあいの面もあるでしょう。

しかしそれは同時に日本の政治文化の健全さをも示しているといえるでしょう。

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