イチナナライブの危険性は?投げ銭や課金アイテムと稼ぐ準備が目立つ?
あなたは2015年に台湾で生まれた

17Live(イチナナライブ)という

ライブ配信アプリをご存知だろうか。

 

スマホでライブ視聴できる

エンタメ配信サービスのことであり、

 

スマホがあれば24時間365日、

いつどこででも楽しむことが出来るというものだ。

 

 

このライブ・ストリーミング・アプリが今、

 

中国を始めとしたアジア9カ国で

4000万人ユーザーを獲得して

大盛況になっており、

 

日本でも2017年からスタートしている。

 

 

一見、17Liveは、エンタメ業界を

庶民の手で作ってゆくような

健全な印象を与えるものだ。

 

 

だが、そこには

投げ銭や課金アイテムといった金銭的な利害関係を生むシステムもはらんでいる。

 

そして、そこには根本的に

贈与というものの恐ろしさが絡んでくる。

 

 

はたして、17Liveは

日本でも人気アプリになるのだろうか、

将来性はあるのだろうか。

 

少しの間、それについて考えてみたい。

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業界主導で腐敗したエンタメ業界における民主革命!?

イチナナライブの危険性は?投げ銭や課金アイテムと稼ぐ準備が目立つ?1
17Liveのコンセプトは、

 

庶民たちの手で大スターを生み出す

 

という所だろう。

 

 

17Liveではライバーという

配信者を募集しており、

彼らは歌手やタレントや芸人を目指し

アプリを通してパフォーマンスを披露する。

 

オーディエンスと呼ばれる視聴者は

それに支持ポイントを与え、

それが元になってライバーが昇格し、

全体的にマウンティングもされてゆく。

 

 

視聴者、庶民側にとっては、

埋もれた才能を発掘して

スターに育て上げられるというワケだ。

 

まさにエンタメ業界の民主革命とも言える試みだろう。

 

 

未だに日本の芸能界では

業界主導が横行しており、

 

タレントの個性や才能よりも、

ほぼ事務所の力だけで

タレントの地位が築かれてゆく。

 

 

なので、何であんなのが売れているの?

という人たちが、

あらゆる分野で数多く見られることになる。

 

 

17Liveは、そういう腐敗した

エンタメ業界をドラスティックに

変える可能性を秘めている。

 

YouTubeにも、埋もれた才人に

スポットライトを当てる効果があるが、

17Liveはそこを思い切り特化した斬新なプラットフォームと言える。

 

 

創業者、Jeffery Huangは、

GoogleやAppleのような

グローバル・スタンダードになりたいという

非常に高い志も持っている。

 

その可能性はゼロではないだろう。

 

だが、1つ大きな落とし穴があるのだ。

金が地位を生む17Liveの課金システム

イチナナライブの危険性は?投げ銭や課金アイテムと稼ぐ準備が目立つ?2
準備するものはスマホと個性だけ。

 

17Liveの公式WEBの

ライバー(配信者)募集のページには、

こんなキャッチコピーがある。

 

 

オーディエンス(視聴者)にとっても基本、

17Liveを楽しむために準備するものは

スマホと好奇心だけと言えるだろう。

 

だが、場合によっては

それ以外のものも必要になってくる。

 

それは、お金である。

 

特定のライバーのファンになると、

オーディエンス

支持表明としてポイントをライバーに与えるようになる。

 

 

17Liveではこれをギフトと読んでいる。

 

しかし、中には強く自分の存在を

アピールしたがる人も出てくる。

 

ギフトを多く与えて、

ライバーの特別な人になりたい

思うファンも出てくるのだ。

 

 

そういう人たちに対し、

17Liveは課金システム

巧みに組み上げている。

 

まず投げ銭と呼ばれるものがあり、

金を払えば多くのポイントを

得られるようになっている。

 

100円=120pから共に

10,000を超えるものまで

幅広くオプションが用意されている。

 

 

だが、その程度では終わらない。

 

アイテムを買って

アプリ上で目立つようにしたり、

定期的に課金されるプライム会員になって

利用上の利点を得たり、

 

高額な課金でライバーアーミー

呼ばれる親衛隊に入って特別待遇を受けたり

さらにはガーディアンと呼ばれる

 

そのトップに

君臨したりすることも出来るのだ。

 

しかもその課金額がハンパではない

 

ライバーアーミーとは

月々4000円ほどから200,000円近くまでの

課金制度を持ち、それに応じて

ヒエラルキーが作られている。

 

 

また、ガーディアンには

週一でオークションがあり、

より多くのお金を出した人が、

 

いわば

新たな王者になれるようになっている。

 

 

飽くまで印象だが、

ここまで来ればカルト宗教

マルチ商法を思い起こさせる。

 

そのメンバーのマウンティング

やり方によく似ていると言わざるを得ない。

 

 

クラウド・ファンディング

という見方もできるだろう。

 

17Liveの利用者には

中国圏の富裕層も多いらしい。

 

彼らの中には未来のスターに多額投資して、

実際にスターになったときに

親しくなれたり、金銭的な恩恵を受けたりしたい人もいるだろう。

 

だが、そういう人ばかりではないハズだ。

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小室さん母子の金銭トラブルに見る贈与の恐さ

課金システムに組み込まれた

オーディエンスの中で、

富裕層は少数派ではないだろうか。

 

多くはお金にそれほど余裕がないのに、

純粋にファンになって

お金をつぎ込んでいる人たちではないか。

 

そうなると

贈与というものの危険性が出てくる。

 

 

贈り贈られての相互報酬、

学術的に言えばその互酬関係には、

お金を貸し借りする貸借関係よりも、

大きな問題をはらみやすい。

 

互酬関係は、

古くから日本の慣習に組み込まれている。

 

年賀状が最たる例であり、

そこでは誰もが無意識的に

相互報酬を望んでいる。

 

なので、もし年賀状を送った人が、

こちらに年賀状を送ってこない場合、

関係は崩れる

 

 

さらには、紙切れ1枚のことなのに

相手を悪く思うこともある。

 

お中元なら、なおさらのことだ。

 

 

一方で、貸借関係なら、

借りた側が返せない場合でも

恨まれることはあまりない。

 

法的な返済義務があるため、

多くの債務者は返すまで努力せねばならず、

踏み倒した場合には罰則が与えられる。

 

なので貸した側が債務者を

ひどく恨むことにならないようになっている

 

 

だが、贈与という互酬関係には

強制的な返済義務がない

 

ここで大きな問題が起こる。

 

現在、秋篠宮眞子さまと

婚約者の小室圭さんがスキャンダルに

見舞われている原因もそこにある。

 

小室さんの母親が、

かつて元婚約者から

400万円を受け取っており、

 

 

元婚約者は

それを返済するよう求めている。

 

だが、小室さんも母親も共に、

贈与だったために

返済義務はないと主張している。

 

 

借用書が交わされていない以上、

法的には問題がない。

 

だが、多額のお金をもらったのに、

それを全額返さないことは

世の道義性に反している

 

だからこそ、

 

小室さんの人としての資質に疑問符がつき、

眞子さまとの結婚自体も

危ぶまれる事態になっていると言える。

 

 

互酬関係とは崩れると

法律を介さない人間同士の争いになり、

そのため恨みがつのりやすくなる。

AKB商法のプラットフォームになることの危険性

17Liveのライバーと

投げ銭オーディエンスも、

この互酬関係の危険性をはらんでいる。

 

ライバーが多額にお金を払ったファンに

それなりの恩恵を与えているうちはいい。

 

だが、ライバーが

超多額のお金を払ったガーディアンを

無視するようになればどうだろう。

 

まちがいなく、

いびつな関係になるだろう。

 

 

互酬関係における主役は一見、

贈られる方、ライバーのように見えて

実は贈る方にある

 

贈与というものは贈られた方が

ドレイになってしまいがちなのだ。

 

17Liveにおいても、

もしガーディアンになるような

ファンが出てくれば、

 

配信者のライバーはその人に

いたせりつくせりしなければならなくなる。

 

 

それによって、

その人のタレント性までが

奪われえてしまえば、

 

その他大勢のファンまで

がっかりさせられてしまうだろう。

 

17Liveの収益構造

この課金システムだけなのか、

どうかは分からない。

 

ただ、この贈与システム、

互酬関係を絶対軸にしているのであれば、

その将来性に赤信号が

点ったと言えるのではないか。

 

 

そもそもお金によって、

ファンの格付けが決まるシステムがおかしい

 

ライバーにいいコメントを送った人

 

ライバー愛に満ちた何らかの行動を取った人

 

そういうオーディエンスが評価され、

ライバーに認知されるような

システムにした方がいいのではないか。

 

 

今のままでは17Liveは、

秋元康が作り上げたいわゆるAKB商法を、

スマホ・アプリでプラットフォームに

しただけの産物になるのではないか。

 

 

刺殺事件などを経てAKBの握手会は

年々セキュリティが上がっているが、

それもまた互酬関係のゆがみから来るものだ

 

 

創業者のJeffery Huangは、

17Liveの1と7に「仲間」と「義」という意味をこめたそうだ。

 

だが、贈与による互酬関係の元では、

義のある真の仲間というものは

非常に生まれにくいと言える。

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