昆虫食はビジネスチャンス?寄生虫などの危険性と健康面の安全性は?

昆虫食といえば、ゲテモノ食いのイメージが強いのではないでしょうか。

また、貧しさとも結びつけられがちです。

破産しかけた人が「明日から虫や草を食べなきゃ」と冗談半分で言うのは、昔から聞かれることです。

 

バッタもんという言葉もあります。

一般に偽ブランド品や粗悪な安物を指す俗語です。

 

いくつかある主な語源にバッタは無関係なのですが、

このワードがここまで広まったのは、

バッタという虫が持つ卑しいイメージのおかげではないでしょうか。

 

しかし昆虫を食べることは、そこまで異様で貧しいことなのでしょうか。

 

人類視点で見れば、昆虫食は何万年規模で行われてきた食習慣であり、今でも世界各地で受け継がれています。

 

そして、今、世界規模で昆虫食が見直されるようになり、ビジネスチャンスにもなっています。

 

一方で、虫を食べて大丈夫なのかという疑問もつきまといます。

有毒だったり体の中に入って寄生虫になったりしないのか。

健康的に危険、安全どちらかなのか。ここから少し考えてゆきます。

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サバイバルのための昆虫食

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そもそも現代の飽食グルメ時代に、なぜ昆虫食なのかという疑問が出てきます。

おいしそうなステーキや寿司やパスタがある中で、わざわざカブトムシに手を出す人がいるでしょうか。

 

しかし、飽食の時代は永遠ではありません

 

私たちが生きている間であっても途切れる可能性はあるのです。

 

年々、地球温暖化は進み、環境破壊が生態系を変え続けています

 

動物や穀物が大量絶滅する時代が、数十年あるいは数年先に訪れてもそう驚くべきことではないのかも知れません。

 

その意味で昆虫食は第一にサバイバル食として、価値づけられるものではないでしょうか。

 

よくゴキブリこそ地球で最後に生き残る生き物だと言われます。

ゴキブリのような小さな虫たちは極限環境にも耐えうる生命力を持っています。

 

なので、地球環境が激変しても数多く残る可能性があり、それを食べれるようになれば人類もまた永く生き残れます。

 

虫はまた栄養価が非常に高くたんぱく質やミネラルにあふれています

 

その上、人間のエネルギーに変換される栄養吸収の率が魚類や動物よりも遥かに高いのです。

小さな体の中に多くの栄養が詰まっているというワケで、とても効率的な食事になります。

 

2013年、国連の食糧農業機関(FAO)は、人口増加で家畜が足りなくなる中、昆虫食は将来有望な食習慣になるとアナウンスしたことがあります。

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災害被災地の非常食にもピッタリ

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数年前、ディスカバリーチャンネルで『サバイバル・ゲーム』という人気番組が放映されていて日本でも話題になりました。

イギリス軍特殊部隊SASの元メンバー、ベア・グリルズが、ジャングルや氷山など世界中の過酷な地域に飛び込んで、最低限の装備だけで数日間生き抜くという内容でした。

 

私は何10回とその番組を見ましたが、ベアがサバイバルの中で最も食べていたものは虫でした

 

腐った木の幹の中にいる巨大イモ虫や、

朝露のある葉っぱにとまったカタツムリまで、

ありとあらゆる虫を食べていました。

 

味の方はと言うと、ゲテモノ食いとして知られるベアでも、大抵は吐き出しそうになっていました。

 

しかし、それでも彼が食べ続けるのは、捕獲に労力がいらず、ほとんどが調理なしでも食べられ、かつ栄養価が高かったからに違いありません。

昆虫食はサバイバルに必須と言えます。

 

これはベアのように過酷な場所に飛び込む冒険家に限ったことではありません。

 

たとえば、災害時の非常食になるという役目も果たせます

 

被災地に供給される食料はおにぎりなどの炭水化物が中心であり、たんぱく質やミネラルに欠けるといわれています。

 

昆虫食であれば、栄養価が高い上に大量運搬ができ調理にも多くの道具を必要としません

日本のような災害大国では、被災地の援助食として検討すべきことだと思えます

すぐそこにいる虫を食べるには

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現代の飽食グルメ時代でも、人は昆虫食にある程度、適応しておく必要があるのではないでしょうか。

 

虫を食べるのは危険なんじゃないかという疑問もあるでしょう。

 

しかし、虫もまたその大半は動物のように火を通すことで危険な菌を取り除くことができます

 

虫の中には寄生虫もいますが、それは動物や魚も同じこと。

 

しかも虫の寄生虫は人体に入っても寄生虫になるものはほとんどないというのが定説だそうです。

 

日本のように多くの田畑に農薬がまかれているような状況では、自分でつかまえた虫を食べると、たとえ加熱調理しても体調を崩すことがあります。

 

自分の庭にいる虫でも、隣の家にまかれた除草剤を食べているかもしれません。

それでもどうしても食べたい場合は、その虫を数日間何も食べさせずにお腹を空っぽにさせて食べるといいそうです。

昆虫食の“見た目”問題のために

昆虫食はビジネスチャンスにつながるのでしょうか。

養殖は動植物よりもコスパが遥かに良いと言います。

 

少ない費用で大量に増やせるというわけです。

 

しかし、最たるビジネス面での問題は決して美しいとは言えないその見た目にあります。

 

昆虫食の通販ショップ『TAKEO』のサイトには数多くの昆虫食サンプルがありますが、やはりそのどれもが目にしただけで結構パンチのあるものです。

 

しかし何事も不可能なことはありません。

粉末状にしてスープにする。

天ぷらの大きなころもで覆う。

ハンバーガーの中にはさんで見えないようにする。

などなど、想像力で何とか見た目をカバーできるハズです。

とにかくこの点さえ上手くオシャレにクリアすれば、

いつの日か人気絶頂アイドルがインスタに「大好物で~す」のコメントと共にチョコレートでコーティングしたカブトムシの写真を上げるような日が来るのではないでしょうか。

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