世の中に「ユーチューバ―」なる言葉が出始めてどれくらい経つでしょうか。
あっという間に9歳の子供の動画が炎上するまでになってしまいました。
基本的には話題になったもの勝ちの世界ですので、「炎上」は動画配信者にとっては勝ちです。
低評価と言われていても「ゆたぽん」は動画配信の世界では勝ち組なのです。
では、なぜ彼は勝ち組になったのでしょうか。
今回は、そんな気になるゆたぽんの炎上について記事にしたので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
スポンサーリンク
ゆたぽんというユーチューバーの二次利用
ひと昔前までは、動画を発信するにはとても多くの壁があり、その分色々な人間のフィルタリングを経て発信されていました。
テレビ局が動画配信コンテンツの力をそがれる中、ネットの動画は影響力を増し続けています。
ただ、今だ動画配信の中だけで話題になっている物はさしたる影響力を持っているわけではありません。
毎日新しいもの探しをしている既存のマスメディアが話題にする事で、一般の人間に知られる仕組みになっています。
実際に「ゆたぽん」の動画に付けられている評価せいぜい5万5000位のものです。
評価をしない人間を含めても、実際動画を目にした人間はせいぜい延べ10万行くかどうかでしょう。
人口比で考えると10万/1億3千万、0.07%、視聴率ではカウントされないレベルです。
しかし動画サイトでは話題になるのに十分な数字なのです。
これが既存のマスメディアに二次利用されることで爆発的に話題性をおびることになります。
⇒星野ロミの逮捕の理由は?国籍や経歴も!漫画村のクローンサイトは閉鎖?
⇒少年革命家ゆたぽんの炎上の原因は?父親の教育方針と発言が批判に?
⇒不登校ゆたぽんの影響力は?自由の勘違い?少年革命家と理想論の矛盾
ゆたぽんがテレビに出演するハードル
そもそも今まで「ゆたぽん」の様な子供をマスメディアに出すには数々のハードルがあったはずです。
テレビ局にも倫理規定があるはずだし、番組についての責任もあります。
子供の扱いには相当な注意が払われてきたはずです。
しかし動画としていったん配信されてしまった物の二次利用は、この注意の枠の外なのではないでしょうか。
その意味では、テレビに出るハードルはずいぶん下がったと言えると思います。
しかしその結果起こる事に大した違いはないはずです。
世間に顔を知られてしまう恐ろしさを彼はこれから味わう事になるでしょう。
スポンサーリンク
ゆたぽんの動画はなぜ話題になるの?
話題になるコンテンツには必ず突っ込みどころがあります。
色々な人間が突っ込みを入れたくなる事で話題になるわけです。
今回の「ゆたぽん」案件にも当然あります。
まず、義務教育についてですが、第4条にはこうあります。
(義務教育) 国民は、その保護する子女に、九年の普通教育を受けさせる義務を負う。
親御さんの主張はどうあれ、日本で生活している以上この法律が適用されます。
彼の親御さんはこの法律を知っているのでしょうか?
当たり前ですが、義務教育は何も勉強を教えるためだけの物ではありません。
我々が形成する社会に馴染めるように教育を施すためのもの、
ある意味「ゆたぽん」が主張している、「ロボット」の部分を形成するためにやっているのです。
それでもこの件が話題になるという事は、義務教育自体の在り方に疑問を持っている人が増えているからではないでしょうか。
不登校の子供を抱えた親御さん、先生方、色々な立場から意見が提出される事になります。
逆に言えば、9歳児の疑問に大人が自信を持って答えられない事が話題性の核になっているのだといえます。
それでも「ゆたぽん」の動画にこれだけ低評価が与えられているのは、世間が義務教育には効用の方が大きいと感じているからでしょう。
自分を「天才」と称している9歳児に、どうやって道が舗装されているのか、蛇口をひねれば水が出るのか、社会の仕組みの一端でも説明できる大人が傍にいる事を願うばかりです。
それにしても現在の日本の大人は、9歳児の疑問にグラつかされてしまうほど価値観の変化を迫られているのでしょうか。
足元を見つめる必要がありそうですね。
最後に今回の記事の内容をまとめさせていただきます。
①ユーチューバーは二次利用されて話題になる。
②実際の動画は思ったほど見られていない。
③顔をさらす事の怖さは変わらないのでは?
④9歳児の主張に振り回される大人って、、、
スポンサーリンク