池江璃花子の容態と病状は?公式HPの開設と療養生活にファンは?

白血病で療養中の水泳選手、池江璃花子が公式ホームページを開設した。

世界に向けたオフィシャル・サイトでもあり、国内外のニュースで報じられた。

 

HP内で直筆メッセージも公開され、彼女が前向きであり、治療も順調であることなどがつづられていた。

しかし実際、池江璃花子の病状はどうなのだろうか。

 

公式HPが開設されたり、メッセージが直筆だったりしたのは回復の表れなのか、それとも周囲を心配させたくないための気遣いなのか。

入院して3ヶ月、日本を始め、世界中からお見舞いや応援メッセージが日々送られ、回復を願って折られた千羽鶴も今や100万羽鶴の域に達しているのかも知れない。

 

応援が盛り上がる一方、この池江璃花子の悲劇は変わらず病気という1点でしか語られていない

日本水泳連盟やトレーニング体制の問題点は、取り上げられることさえない。

公式HPの開設を機に、その病状についてや責任が問われない日本特有の問題点について書きたい。

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池江璃花子のHPへ無償の愛で言霊メッセージを贈ろう

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池江璃花子の公式ホームページは、とても充実している。

開くとすぐに出てくる応援ボタンを押すと、泡に包まれた「ありがとう」のメッセージが、世界中の言語で出てくる。

世界的なスイマーらしい演出だ。

ただ、1回しか押せないので、目に焼き付けておこう!

 

フォトギャラリーはなお充実しており、水着や着物、豊富なオフショット、中には絵葉書のようなたぶんロンドンのテムズ川?に佇む1ショットまである。

応援メッセージも、個人情報はメルアドだけで送れるようになっている。

白血病で闘病中の本人が見ることはほぼないだろうが、メッセージには不思議な力が宿っているものだ。

 

言霊(ことだま)という言葉をご存知だろうか。

 

言語には何らかの霊が宿っていて、それを口にしたり書いたりすれば、世の中や人に何らかの影響を与えるという意味が込められている。

たとえネットのコメントでも、それが何百万、何千万と積み重なれば、奇跡とも呼べることが起こるのではないか。

私のようなファンはもちろん、彼女の活躍に元気づけられたという人でも、無償の気持ちでひと言でもメッセージを送って欲しいものだ。

 

また、HPには池江の家族のコメントも寄せられている。

どんなに苦しい治療でも泣き言や弱音をはかない姿に勇気づけられているとあり、涙を誘う。

水の中で見せる彼女の誇り高き強さは、命が危ぶまれるような状況でも決して消えることはないのである。

池江璃花子の“最後まで”に込められた死への覚悟

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池江璃花子のHPに寄せたメッセージで最も印象的だったのは“最後まで頑張りたい、負けたくないという気持ちが込み上がってきます”という一文だった。

最後まで油断せず治療に専念したいというようにも受け取れる。

 

しかし、私はこの一文に彼女の死への覚悟を読み取った。

 

たとえ死ぬことになったとしても、最後の一瞬まで精一杯、生きようという強い気持ちが感じられた。

いずれにせよ、それは白血病という病がいかに重いものであるかを伝える一文であった。

1ヶ月ほど前、池江璃花子の転院が報じられた。

 

週刊誌報道によると、転院先は白血病の名医がいる都内の総合病院であり、2年前に他界した元アナウンサー、小林麻央さんも入院されていたようだ。

良いように考えれば、治療の段階に応じた計画転院だったとなる。

 

しかし普通、転院理由といえば、先の病院での治療効果がなかったからか、あるいは病状が一気に悪化したからかということになる。

小林麻央さんも最後にこの病院に転院したが、その理由もこの2点にあったはずである。

 

専門家によれば、池江は今、抗がん剤の初期治療が終わったばかりだそうだ。

次なるステップは、『地固め療法』と呼ばれる表には出てこない根っこのガンを攻撃することである。

 

より強力な抗がん剤を1ヶ月に1回投与し、それを最低でも半年続けるのだそうだ。

これで効果がなければ、おそらく骨髄移植という最終手段になるのだろう。

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無菌室での最もしんどい療養生活

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池江璃花子は今、おそらく無菌室で過ごしていることだろう。

無菌室というのは、抗がん剤を投与されたガンや白血病の患者が入る病室のことだ。

 

抗がん剤を打たれると、免疫を司る白血球が激減するため、ちょっとのウィルスでも重病になる可能性がある。

そのため無菌室、クリーン・ルームと呼ばれる清潔な小部屋に入院することになるのだ。

一般的な無菌室はせまく、ビニールカーテンに覆われ、多くは面会謝絶である。

 

18才の少女が今、まさにそんな場所で孤独に戦っているのである。

入院したばかりの頃、彼女はツイッターで“思ってたより、数十倍、数百倍、数千倍しんどいです”と告白したことがある。

死ぬようなトレーニングをするオリンピック候補選手の言葉なだけに、ガンの治療がいかに大変なことなのかを突きつけるものだった。

 

そして今は、その頃よりも血中ガンの根治を目指す強力な抗がん剤が使われているはずである。

さらに無菌室でずっといなければならないことで、ストレスや寂しさも抱えているだろう。

おそらく、今が治療中で最もしんどい時期なのではないか。

 

公式HPは、まさにそんなときに開設されたのである

池江璃花子の応援と共に必要な原因究明への関心

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2019年2月12日、池江璃花子が白血病であると公表して以来、ほぼ3ヶ月のときが流れた。

しかし、このオリンピックの金メダル候補を襲った悲劇は未だに、病気という1点でしか語られていない。

 

以前、ここにも書いた通り、池江選手は、リオ五輪以来ずっと大会に出るたびに、恐ろしい数のエントリーで泳ぎ続け、トレーニングも年々過酷になっていた。

特にエントリー数は世界トップの男子選手にも中々いないほどの数であり、去年のアジア大会では約10日間の間に、計8種目、14レースに参加し、本人も途中でムリだと思ったとコメントしていた。

 

なぜ日本水泳連盟やトレーニング・スタッフの責任が問われないのか。

これは福島県の原発事故にも通じている。

被災した人への応援ばかりが報じられ、事故の責任や原発存続の是非が問われないさまと似通っている。

 

原発事故は津波が起こしたことで避けられなかった。

同様に池江選手の白血病も病が引き起こしたことで避けられなかった。

なので誰も責任を取る必要はない。

 

果たして、そうなのだろうか。

 

池江選手のファンや元気づけられた人が、純粋に彼女の回復を祈るのはとても尊いことだ。

だが、その情に流されてばかりであれば、無責任な人たちが見過ごされてしまうのである。

池江選手のことを本当に深く思っているのであれば、病気の原因究明にも関心を持たねばならない。

 

もしただ、彼女の回復を願うだけの流れが続けば、また誰か別のアスリートが同じような病に倒れるかも知れない。

白血病に完治というゴールはない。

寛解という一時的に良くなることがあるだけで、完全寛解でも再発のリスクはある。それほど白血病は今も重い病の1つなのだ。

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