今回は、最近なにかと世間を騒がしている角界からトレンドニュースのご紹介です。
問題ごとか起こるたびに、
ニュースなどで取り上げられてはバッシングの的になっている世界ですよね。
国技なのに…なのか、国技だからこそ…なのか。
割と世間の目も厳しいように映るところもあります。
そんな角界から、
横綱へのバッシング騒動について掘り下げていきます。
そもそも横綱「稀勢の里」ってどんな人物なのか?
なんでバッシング騒動が大きな話題となっているのか?
などについて掘り下げたいと思います。
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実に19年ぶりとなる日本人横綱に昇進した稀勢の里だったのですが、
なぜ渦中の人状態なのかを知りたくありませんか?
このニュースを知れば、
角界における横綱の地位の重要性を知ることができるかもしれませんよ。
角界つまりは相撲を通して、
普段では知る機会の少ない部分の日本の文化を掘り下げて見てみましょう。
稀勢の里は横綱にふさわしくない?引退しろ!とまで言われる理由
![稀勢の里への失望の原因とは?横綱の条件!心技体を全う出来るのか?2](https://sanpo521.com/wp-content/uploads/2018/12/稀勢の里への失望の原因とは?横綱の条件!心技体を全う出来るのか?2-300x211.jpg)
稀勢の里に批判が殺到したのは、
大相撲九州場所のことです。
横綱であるにも関わらず、
初日から3連敗という大ピンチのスタートを切りました。
この結果に対して世間の声は、
「弱い!」「引退しろ!」「親方が責任を取れ!」
などとかなり厳しめの内容です。
しかもこの意見が相撲協会にまで届けられる始末…
そしてこれだけ騒ぎになっているにも関わらず、
親方である田子の浦親方からは何のコメントもありませんでした。
実は田子の浦親方と稀勢の里との間には確執があるようなんです。
かなりややこしい内容なので割愛しますが、
現在の親方は本来の稀勢の里の恩師ではありません。
恩師の方は59歳の若さで急死してしまい、
現在の田子の浦親方が部屋を引き継いだカタチになります。
本来の恩師ではないことと、
部屋の引き継ぎの時に大人の汚い事情が多々あったことだけ知っていてもらえれば良いでしょうか。
いざこざがあり、
親方と稀勢の里はあまりうまく行ってないというのですね。
では九州場所の話に戻します。
初日から横綱が3連敗という危機的な結果となってしまったのですが、
4日目も土俵に上がることとなりました。
しかも相撲協会にまでバッシングが来ているのに、
親方からのコメントは何もありません。
不可思議なほどの状態のまま迎えた4日目の稀勢の里の結果は、残念ながら負けでした。
横綱による初日からの4連敗は、
なんと87年ぶりのことらしく不名誉な結果となってしまったんです。
そして九州場所をそのまま休場となりました。
「引退しろ!」などのヤジのような意見では済まない状況となり、
具体的な稀勢の里の進退の行方にまで注目が集まっているのが今のところとなっています。
角界を知らない方からすれば厳しい意見ばかりに見えるかもしれません。
なんたって19年ぶりの日本人横綱なわけですからね。
でも、そもそも横綱ってどんなものなのかご存知ですか?
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稀勢の里が背負っている横綱という重責とは?
![稀勢の里への失望の原因とは?横綱の条件!心技体を全う出来るのか?3](https://sanpo521.com/wp-content/uploads/2018/12/稀勢の里への失望の原因とは?横綱の条件!心技体を全う出来るのか?3-300x247.jpg)
横綱というものをしっかりと知ることで、
今回の件をより理解できるのではないでしょうか?
角界における横綱とはどんなものなのかを見ていきます。
横綱とは言うまでもなく、
相撲の中での最高位です。
力士の番付では最上位であり、
定員などの定めはありません。
また巡業などでは、
必ずしも横綱が出場しないといけないというものでもないんです。
横綱になるためには
「大関として二場所連続優勝するか、それに準ずる功績が必要」
と言われています。
稀勢の里の場合は、
優勝は一回のみだったのですが横綱へと昇進しました。
これは前年の最多勝力士が稀勢の里であったことが加味されたようです。
横綱になるためには抜群の成績や実力があることが絶対条件ということになります。
また実力だけではなく品格まで問われるのが横綱なんです。
「心技体のすべて」が揃っている必要があり、
最高位らしさの示しを見せれることも絶対条件となります。
なんとも日本らしいような基準であり、
明確とは言い難いものですよね。
品格やら実力やらは誰が判断しているのか?も気になりますよね。
横綱の決め方
横綱は相撲協会や理事会などの合計5つの審査を通過して、
はじめて横綱として認定されることになるんです。
2.理事長が横綱審議会へ進言
3.横綱審議会で3分の2以上の賛成を獲得
4.番付編成会議で推挙され
5.最後は理事会での満場一致が必要
といったフローで決定されます。
5つもフローがある上に、
なかなかに狭い世界での決定権があるようにも見えますよね。
限られた力士しかなれないのも納得といったところでしょうか。
そして横綱になった後は重責がのし掛かる特権が付いてきます。
横綱の特権という名の重責
![稀勢の里への失望の原因とは?横綱の条件!心技体を全う出来るのか?4](https://sanpo521.com/wp-content/uploads/2018/12/稀勢の里への失望の原因とは?横綱の条件!心技体を全う出来るのか?4-300x255.jpg)
横綱には現役中にも、
引退後にも特権が用意されています。
いくつかある特権の内でも特に現役中に与えられる特権に注目しましょう。
なぜなら、この特権は重責と呼ぶに相応しいものだからです。
その特権とは「横綱には降格という基準がないこと」となります。
つまり一度でも横綱に昇進すれば、
その後は降格することは決してないという特権なんです。
一見すると横綱になれればずっと安泰に思う方もいるかもしれません。
僕もそう思っていましたし。
でも実際はそうではなく、
横綱になると勝ち続けるか引退するかの二択しかなくなるということなんです。
極端な話、優勝か引退かしかないという状態になります。
なぜなら相撲協会は横綱に対して引退勧告をする権限を持つからです。
つまりは横綱に相応しくない実力と判断されれば協会からの引退勧告が待っているということになります。
またこの勧告を受け入れない場合は、その後は解雇となってしまうんです。
簡単ではありましたが、
横綱になる大変さや背負う重責は伝わったでしょうか?
ではまた話を戻します。
稀勢の里引退?が「再び」と言われる理由
今回の九州場所の休場で世間を騒がせた稀勢の里ですが、
それ以前から不調と休場をしていました。
秋場所以前の計8場所を休場しており、
既に横綱としての進退を問われていたんです。
そして進退を問われながら臨んだのが秋場所でした。
久々に横綱として皆勤し、
結果も10勝5敗とそれなりの結果を残したんです。
この結果も踏まえて、
千秋楽では強く現役続行を表明しました。
休場が続き、秋場所にて復活を期待させてからの九州場所の連敗だったんですね。
しかもまた休場…
当たり前のように
「再び」と「引退」の2文字が並んでいるというわけです。
稀勢の里はどうなるのか?久々の日本人横綱だからこそ気にしたい進退の行方〜まとめ〜
![稀勢の里への失望の原因とは?横綱の条件!心技体を全う出来るのか?5](https://sanpo521.com/wp-content/uploads/2018/12/稀勢の里への失望の原因とは?横綱の条件!心技体を全う出来るのか?5-300x186.jpeg)
ここでは限られた内容しか紹介ができていませんので、
横綱より前の来歴が書けていません。
ここだけを読むとなんだか不甲斐なさだけが目立っていますが…
稀勢の里は横綱になるだけのことはあって実力や実績もしっかりとあります。
また基本的には真っ直ぐな相撲をする力士であり、
多くのファンも付いているんです。
なのでバッシングが多い一方で、
心配の声や応援する声も多々あります。
否定するだけや、
面白半分などだけではなく注目が集まっているのです。
もちろんどういった見方でニュースを見るも自由ですが、
注目されている理由はそんなに浅いものではないことだけは押さえて欲しいと思います。
見事復活して明るいニュースとなるのか、
このままバッシングばかりが目立ったニュースで終わってしまうのか。
個人的には行く末が非常に気になるトレンドニュースとなっています。
国技やスポーツに関して厳しい世間の目との戦いもありますね。
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