2018年11月に行われた育成選手のドラフトで巨人に4位指名で入団が決まったのが、黒田響生選手です。
背番号は021と普通の方なら目にすることのない、育成枠の選手の証の背番号になります。
この黒田響生選手は、福井県の敦賀気比高校出身で、1年生の時から、名門のショートを勝ち取ったほどの、才能ある選手です。
これだけの逸材であれば、育成枠のドラフト会議ではなく、ドラフト会議で正式に指名されてもおかしくない選手です。
守備は非常に素晴らしい才能とセンスを持ち合わせているが、問題は打撃かもしれません。
見た限りでは、同じころの坂本勇人選手と似た感じでもあるが、若干パワー不足で育成に回ったと考えてもいいでしょう。
阿部二軍監督が、他のチームによく指名されなかったとを喜んでいるくらいです。
それだけ、阿部二軍監督は、黒田響生選手に期待をしているという言葉に聞こえます。
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黒田響生選手の成績とドラフトの順位は?
黒田響生選手の2019年の成績は
2軍の試合に42試合に出場
87打数15安打 1本塁打
打率は0.172
この他にも12月に入ってから、
CPBL選抜
KBO選抜
JABA選抜
との試合に5試合出場しています。
三塁手・遊撃手・二塁手を守るなど、内野の守備には絶対の自信がありそうですね。
打撃では、この5試合で14打数4安打1打点 打率0.285
アジアウインターリーグでは、今のところ3割に近い打率を誇っているので、この成績のまま2020年を過ごすことが出来れば、1軍の光も見えてくるかもしれません。
今期の2軍の試合では、守備は合格でも、打撃では目立った成績ではない。
成績を見る限りでは、本人もいっていますが2軍と3軍(育成枠)を行ったり来たりしている状態が続いたのも確かです。
1軍に上がるには、守備と打撃の両方の成績が良くなければいけませんから、現在の黒田響生選手は、守備はよくても打撃・パワー不足を改善しない限りは、1軍定着には程遠いでしょう。
スカウトマンの厳しい目は正しかったという事になりますね。
育成ドラフト会議4位指名。
黒田響生選手は、育成選手の中でも、かなりどん欲に上位選手のいい点を盗んだり、わからないところは、監督やコーチに聞きに行くなどしています。
1軍に上がるための執念ともいえる行動力なのです。
この執念・信念が実を結ぶためには、どん欲になった者しか1軍に上がることが出来ないのが、プロ野球の厳しさともいえるのでしょう。
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阿部慎之助2軍監督も期待!?黒田響生選手の年俸や可能性は?
阿部慎之助2軍監督は、黒田響生選手の守備を見て、坂本勇人選手の若いころと同じか、またはそれ以上の実力を持っている。
と、かなり黒田響生選手に期待感を込めるコメントをしています。
育成選手という事ですから、まだあと2年~3年は選手生命はあるでしょうが、それ以上はさすがに、選手層の厚い巨人からは見限られる可能性は跳ね上がります。
黒田響生選手は同期がすでに1軍登録されていることから、真剣に練習したり、オフシーズンには、他の球団のグループの練習に参加するなどして、自らの欠点を補う事を行っているようです。
入団時の年俸は240万円でしたが、2020年の年俸は260万円と20万円ほど上がっていますが、まだまだ、この金額では納得はしないでしょう。
そのためにも、阿部慎之助2軍監督にへばりつくくらいのガッツを見せるしかありません。
現在は2軍と3軍の行ったり来たりですが、2020年には、2軍定着とあわよくば1軍への試合への登録を目指したいところです。
育成選手の中から、1軍で活躍している選手も数多くいますから、決してやれないことはないはずです。
まずは2軍の定着を目指して、全体のパワーアップと守備力の更なる強化が、オフシーズンで上積みできるかが勝負でしょう。
それによっては、2月のキャンプでも大きく伸びる可能性も秘めています。
阿部慎之助2軍監督もどこまで、黒田響生選手に目をかけてくれるかも、運命の分かれ道です。
プロですから、運もある程度は、自分で引き寄せなければなりません。
そのためには、1に努力2に努力しかありません。
その努力の結果が、育成選手から支配下登録選手への格上げと年俸の向上なのです。
プロ野球の1軍選手は、野球センスだけではなく、影での努力があってこそですから、黒田響生選手が1軍選手以上の努力を惜しまない選手になってもらいたいです。
そうすれば、2021年または2022年には、1軍の内野手として活躍しているはずです。
黒田響生の成績とドラフトは?一軍の可能性と阿部慎之助の期待も!まとめ
黒田響生選手の成績や1軍への可能性・現在の年俸など紹介してきました。
阿部慎之助2軍監督に期待感を抱かせるコメントをしているわけですから、それに黒田響生選手は応える必要はあるでしょう。
誰もが、支配下登録選手を目指している厳しい世界ですから、そこで生き残るためには、どん欲に努力を積み重ねるしかありません。
下積みの努力があってこそ、センスが光ってくるのです。
いくらセンスがあっても、たった数年でプロ野球界から去る選手も多数います。
毎年プロ野球界は、ドラフトや入団テスト・トライアウトで選手を向かい入れますが、その向かい入れた分だけ、芽の出なかった選手たちは退団していくのです。
華やかな世界だけに、そうそう脱落してしまう選手は、努力が人より足らなかったとしか言えないのではないでしょうか。
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