「スクショが違法になる?」という少し驚きのニュースが出ましたね。
違法と言っても、スクショがスマートフォンの機能としてある以上は程度があるはずです。
ちなみにスクショとは、スクリーンショットの略のことです。
そしてスクリーンショットとは、
パソコンやスマートフォンなどの画面を画像として保存するという機能を指します。
今見ている画面を静止画として保存するための機能ですね。
今回はそんなスクショに違法性が生じる可能性が生まれるという話なんです。
一体どのような法律で、どのような括りのものとなるのでしょうか?
また、いつから適用となるのでしょうか?
もはや身近で多くの人が使っているだろう「スクショ」について、今回は新たに決められた違法性について紹介していきたいと思います。
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スクショが違法になった理由とは?
今回スクショに違法性があるとした理由には、
海賊版サイトの存在を抑止するための意味合いが強くなっています。
海賊版サイトは最近で言えば「漫画村」なんかが、世間を騒がせましたよね。
今後は著作権を侵害すると思われる、
あらゆるコンテンツのダウンロードが違法になる見込みとなったのです。
これらの海賊版サイトをはじめとして、
著作権の保護を目的に2月13日に文化審議会の著作権分科会で決定されました。
このあらゆるコンテンツの中に、今回から新たに無断で投稿された静止画が含まれたのです。
今までは動画や音楽だけが対象でしたので、枠を広げたということになりますね。
著作権を侵害すると知った上で、
スクリーンショットを撮ることもダウンロードの一種とみなすことになるようです。
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スクショが違法になるのはどんな時?
「著作権を侵害すると知りながら」
スクショをを撮ることは違法ということですが、具体的にはどのような場合があてはまるのでしょうか?
こちらも分かりやすく話題になった「漫画村」を例に出します。
海賊版サイトと知っていながら、ダウンロードやスクショを撮った場合は違法です。
なぜなら海賊版サイトである以上、
違法にそのサイトに使用されているからとなります。
それを分かっていながらダウンロードやスクショをすれば、
当然ながらどのような形であれ違法となるのです。
一方で企業の公式HPや画像、
ネットで掲載された個人の画像などは「私的利用」で使う場合には違法とはなりません。
さらに刑事罰では
「被害実態を踏まえた海賊版対策に必要な範囲で、刑事罰による抑止を行う必要性が高い悪質な行為に限定する」
としています。
曖昧な感じがしてしまいますが、何かしら判例が出ないと分からない点もありそうですね。
このスクショを含む違法性については、早ければ来年には施行されるとのことです。
他にもおすすめの記事がありますので、ぜひこちらも読んでみてください
⇒荒磯親方になった稀勢の里のお給料は?横綱と親方の生活の違いって?
スクショ違法の問題点とは?誰を守るためのものなのか?〜まとめ〜
上で紹介したように、
違法か合法かの判別条件が非常に複雑になっているのが現状です。
そしてこの点が問題点でもあります。
「私的利用」と言われてしまえば本来ならそれまでで、
罰の対象にはならないはずだからです。
中には「実効性のない法律であるなら無駄」
とバッサリ切り捨てる専門家もいるようですよ。
また誰を守るためなのか?が定まりきっていないようにも思います。
なぜなら著作権侵害を抑止するはずなので、当然作者たちを守るものですよね。
しかしその作者側からも難色を示す意見が出ていたりもします。
12年に法改正がなされ、ダウンロードも違法となりました。(動画と音楽)
しかしこの法改正後に摘発の事例は未だにありません。
実効性のない法律と言われてもしかたありませんね。
さらには別の疑惑をかけられた容疑者に対して、
一旦違法ダウンロードの疑惑の容疑をかけ別件の捜査を進めてしまうなどの「悪用」すら指摘をする専門家もいます。
著作権を守ることは間違いなく必要ですし、
全体がその方向に向かうことは重要なことでしょう。
しかしながら、現状の問題点が多い中での施行は少し早急過ぎると言えるかもしれませんね。
しっかりと実効性のある状態での施行を願うばかりです。
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