2020年4月27日現在、パチンコ店の営業に対する風当たりの強さはいまだかつて体験したことのない強さになっています。
もともとアウトローなイメージがありますし、昭和の時代には娯楽の王様として30兆円産業として君臨していたパチンコ店も今では社会の秩序を乱す悪と思える人も多いでしょう。
パチンコ屋が30兆円の市場規模と言われていたのは1995年です。
令和2年となる2020年。
ピーク時から25年経過して市場規模が縮小されている中で、さらに非難の的になる営業行為は日本中からバッシングを浴びています。
ですが、企業として自粛ムードに協力しているパチンコ店もたくさんあります。
4月8日からは緊急事態宣言の効力により企業のイメージを大切にしているパチンコ店は臨時休業を進んで取り組んでいます。
個人的には素晴らしい姿勢に感じましたし、早く自粛ムードが終えたら再び街の活気の一助になってくれるんじゃないかと期待しています。
ですが、色々な事情によって自粛要請を聞かず、いや、聞いてはいても休業出来ないという店舗もあります。
むしろ今だからこそ営業するという姿勢のお店も少ないながらあります。
今回はそんな、ほとんどのパチンコ店が臨時休業をしている最中にも営業を続けているパチンコ店の特徴や休業しているお店と廃業するお店の違いについて記事にしました。
ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
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パチンコ店営業しているお店の特徴とは?
【速報】#大阪 の #パチンコ店 に #数百人の行列 休業要請、店名公表後もなお #4店舗が営業を継続#アベマニュース https://t.co/19cZxquoqW
— ABEMA TIMES (@ABEMATIMES) April 26, 2020
パチンコという存在について色々考えさせられる現象です。
当初は自分の住んでいる街のパチンコ屋さんを歩き回って、4月8日以降に臨時休業しているお店と営業を続けているお店を探してみました。
その時に思ったのは、資本力のあるグループ企業であるパチンコ店はすぐに営業を自粛していて、小型店舗はいまだに営業を続けているなと感じました。
パチンコ業界の最大手のマルハンや楽園グループにガイアやダイナムなど全国の繁華街を中心に展開しているお店はすぐに臨時休業して新聞にも乗りました。
しかしながら4月の中旬になっても今現在でも営業を続けているお店はあります。
中には一時は臨時休業をしたものの、営業を再開する店舗も出てきました。
そちらの内容については別の記事で紹介していますので、お時間をいただけるようでしたら読んでいただけると嬉しいです。
パチンコ業界でも大手であり、自粛要請を一度は受け止めてはいたものの、数千万円もする新台入れ替えなどによる費用を回収するためにも営業を再開した店舗はネット上で大炎上しました。
そして一見大きなお店に見えても資金繰りや従業員の賃金の支払いのために営業を続けるしか無いという現状を訴えるお店もあります。
同情出来る点はありますが、営業を自粛している店舗の大部分は自粛要請への協力によって数千万円の売上を覚悟している店舗もあるため、その事情を知っても営業への支持はできません。
営業中のパチンコ店への追い風になる店名公表
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、休業要請を受けながら無視して営業しているパチンコ店があります。
政府と自治体は施設名公開を検討してますが、店にも客にも逆効果という指摘があります。識者に聞きました。
# 新型コロナ#休業要請#無視#パチンコ店#施設名公開#逆効果 pic.twitter.com/Gi5zB2DS5V— こちら夕刊フジ編集局 (@yukanfuji_hodo) April 23, 2020
さらに営業をいまだに続けているパチンコ店への休養要請を強化するために営業中の店名公表も覚悟を決めてしまったパチンコ店にとっては逆効果でした。
開き直りに近い覚悟ではありますが、営業を継続しているパチンコ店の特徴は世間体や企業イメージが回復不能な状態ではないかと考えられます。
もしくは休業要請に従うタイミングを逃したか、引くに引けない状態にある。
最悪、競合のいない今だけは売上げを作り廃業を視野に入れている可能性もあります。
失った信頼や、今後営業を再開する企業イメージを守り抜いた競合と戦えるのかと言えば厳しい状況になると考えられるからです。
他にもおすすめの記事がありますので、ぜひこちらも読んでみてください
⇒パチンコ屋が営業停止から再開する理由は?迷惑や不公平の裏側も!
⇒緊急事態宣言でパチンコ店の自粛の影響は?なぜ特に強く休止を要請?
⇒パチンコ屋はなぜ営業自粛しないの?その理由は?臨時休業すべきでは?
パチンコ店で休業や廃業するお店の理由や特徴
擁護する気も無いけど大きい会社と違って個人オーナーの店なら閉めれない。要請→指示に変えた所で営業しても罰則も無いし、閉めたら会社倒産、開ければ客はくる。休業協力金より儲かるし大手に普段客は取られてるんから。せめて区外からの客制限とかにしたら?#パチンコ店https://t.co/tKwH9nlfpu
— neru (@RU66914816) April 25, 2020
今年(2020年)ほどパチンコ業界への今後の影響が強い年は無いです。
休業や廃業をするお店の特徴としては今年はパチンコ店に対するイメージ意外の部分でも色々な逆風が多かったので、その点もまとめさせていただきました。
パチンコ店が廃業する理由の1つ受動喫煙防止条例
今年の4月から受動喫煙防止条例によって、今までパチンコ店に喫煙する場所としての価値を感じていた人にとっては客足が遠のくと言われました。
なので緊急事態宣言による自粛ムードが無くても、受動喫煙防止条例に適した環境整備にかける経費が無いお店は廃業していた可能性もあります。
ギャンブルの心理学によると、喫煙する人間の方がパチンコに夢中になる時間が非喫煙者よりも高く、のめり込みやすいためお金をたくさん使うようです。
実際、僕もパチンコ店で働いている時は負けている人の吸い殻の汚さは半端じゃなかったと記憶しています。
そしてパチンコが大嫌いな僕がお客としてパチンコ屋に行く時は、けっこう少ない金額で諦めたり、となりに喫煙者が来るとすぐに辞めたりする金払いの悪いお客だなと実感しています。
ですが、パチンコ店は騒音やタバコ臭いなどの有名な嫌悪感ポイント1つである臭いの部分の改善は企業イメージの回復の一助にもなる良い一面もあるにはありました。
ただ、この恩恵を受けれるのは企業の資本力に余力がある大手がメインになったかと思います。
今なお営業中のパチンコ店への最もダメージのある処置
【記事更新】
都遊協が休業しないパチンコ店に対し「最後通告」明日以降も営業を継続するのであれば除名手続きを検討#パチンコ店 #都遊協https://t.co/YzXbrwT4qN
— パチンコ・パチスロ.com (@pachicom777) April 24, 2020
東京都に限ってですが、最も休業要請で力を発揮するのが上記の都遊協による「最後通告」であると考えられます。
都遊協とは何かといいますと、「東京都遊技業協同組合」の略称です。
この協会から除名手続きを受けると、都内での今後の営業が出来ないレベルでダメージを受けます。
具体的に言うと、金景品との換金ができなくなったり新台入れ替えの認可が降りないなどです。
なので、都内のパチンコ店をP-WORLD(ピーワールド)というパチンコ業界で一番大きなサイトで調べるとほとんどのお店が臨時休業になっていました。
なので、東京都遊技業協同組合の除名を突きつけられても営業を続けているお店があれば、本当に廃業する覚悟かやけくその可能性もありえます。
パチンコ店営業しているお店や休業や廃業している店舗のまとめ
果たしてこれは従業員全員が望んでいることなのか?#パチンコ店 pic.twitter.com/nlV92kh4Xt
— ゆうや (@Norli___) April 25, 2020
正直、価値観の違いなどでは済まされない局面に立たされている業界だと思います。
パチンコ店は東北大震災などの非常事態などでも営業を続けていましたが、今回はその時とは状況も違いますし、娯楽産業全体の問題なのですぐに休業して欲しいです。
カラオケやゲームセンターはほとんどが休業している中、いまだに営業を続けているパチンコ店は極めて目に余る存在になっています。
営業をせざる得ない状況なのは他の業界を見ても察することができます。
しかし、ここで開き直って営業を続けることが臨時休業をして歯を食いしばっている経営者の目からどう映るのかも考えていただきたいです。
周りの様子も見えないほど追い込まれているのかもしれませんが、その状況ではいずれにせよ廃業は免れないのかもしれません。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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