あなたは「エッセンシャルワーカー」という言葉を聞いたことはありますか?
友人にこのエッセンシャルワーカーって知ってる?とたずねたところ、
「何ソレ? シャンプー?」
という率直な答えが帰ってきましたが、違います。(笑)
エッセンシャルって、美容系の商品名でよく耳にする単語なのですが、エッセンシャル(Essential)自体の意味は、「欠くことのできない・必須の・非常に重要な」という意味です。
英単語の意味を手がかりにすると、なんとなくですが、エッセンシャルワーカーの意味もわかってきそうですね。
今回は、新型コロナウィルスの感染拡大の影響以降、よく耳にするようになった「エッセンシャルワーカー」に関する情報をまとめたいと思います。
ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
スポンサーリンク
エッセンシャルワーカーとは?
エッセンシャルワーカー(Essential Worker)とは、人が生活していく上で欠かせない仕事に就いているワーカーのことです。
医療従事者はもちろんのこと、
公共交通機関の職員や
スーパーやドラッグストアの店員
郵便物の配達員
などのお仕事をされている方たちを指します。
政府は、国民に「お家にいよう」と呼びかけていますが、家にいることができない職業の人もいます。
エッセンシャルワーカーの方たちが、仕事をしてくれているから、私達は滞りなく日常生活を送ることができているのです。
エッセンシャルワーカーの現状と感謝すべき理由
具体的にエッセンシャルワーカーとして働いている人がどんな状況の中で働いているのか紹介したいと思います。
上記で説明させていただいた職業の中でもさらに具体的な職業と、現状を知るだけでも、今後のエッセンシャルワーカーの方達の存在の有り難みを知るきっかけになります。
そして、どのような形で日常生活を支えてくれているのか実感出来るかと思います。
エッセンシャルワーカーって普段意識することのない職業についている人も多いです。
お客様としての立場でも彼らをサポートしたり、仕事の労いの気持ちを伝えるなど、少しだけの優しさがエッセンシャルワーカーの勤労意欲の助けになれば、自分の生活にも良い影響が訪れるかもしれません。
ささいな気配りをしていただけたらと思います。
エッセンシャルワーカーその①看護師
医師や看護師など医療従事者の方たちが、最前線で戦っていることは、誰もがイメージしやすいですね。
私にも看護師をしている友人がいますが、毎日病院にはコロナの疑いがある患者が訪れると言っています。
コロナぽい症状になったときの正しい対処法については、はっきり言って私たちもよくわかっておらず(市ごとの指定の専用ダイヤルに電話して指示を仰ぐというのが正解でしょうか?)、風邪を引いたとき、インフルエンザになったときと同じように、とりあえず病院に行ってしまう人は多いと思います。
看護師の彼女は、マスクや手袋、エプロンなども十分に足りてない状況で、病院からは「節約しなければならない」と言われているのだそうです。
「節約ってなに?」って思いますよね。
生活費や交際費を節約するのとは、わけが違います。
節約するほどに感染リスクは高まるわけですから、本当は節約してはいけない部分です。
正直、連日テレビで報道している密集してパチンコ屋に並んでいる人よりも、遥かに危険な状況です。
しかし、医療従事者の方たちが、働いてくれなかったら、コロナウィルスに感染した人も、それ以外の病気の人も亡くなるかもしれません。
医療に携わっている方は、志の高い方が多いとは思いますが、仕事が命がけという状況は、辛いものがあるでしょう。
医療従事者の方には、どんなに感謝しててもしきれないですね。
エッセンシャルワーカーその②パン屋さん
スーパーやコンビニの店員さんと同様に、食品を扱っている店舗の店員さんは、エッセンシャルワーカーに分類されます。
私の友人に、パン屋さんでアルバイトをしているという主婦の方がいます。
パンをすべて冷まして個包装をしてから店頭に並べているとのことで、すごく手間がかかるとのことです。
彼女いわく「仕事があることは、ありがたいけれど、お客さんは、みんなコロナ菌に見える」のだそう。
気持ちはわかります。
私もスーパーに行き、お客さんがたくさんいるのを見ると、全員がコロナ菌に見えて、逃げたくなります。
しかし、本来、お客さんはありがたい存在であるはずなのに、菌に見えてしまうという状態は、働いている店員さんにとっては辛いだろうなと思います。
自分のモチベーションをどこに持っていけばいいのか、精神までもをやられそうになるでしょうね。
そんな思いをして、働いてくれている食品関係の店員さんには感謝しないといけません。
エッセンシャルワーカーその③運搬業者
私事ですが先日、冷蔵庫を買いました。
ちょうど前の冷蔵庫が10年目を迎えてそろそろ…と思っていたことに加え、スーパーに行く頻度を減らすために大きな冷蔵庫が欲しいと思っていたからです。
冷蔵庫を運ぶ運搬業者の方が来るにあたり、冷蔵庫が通りやすいように家の中を片付けるとともに、ちょっとしたインテリアや食器や食品などを別室に移しました。
そして、業者の方が、設置をしてくださった後に、軽く機能の説明などをしてくれたのですが、「もういいから早く帰って」と思ってしまいました。
本来なら、ただ設置するだけではなく説明も丁寧にしてくださる業者さんは対応の良い業者さんだと思いますし、こちらもお茶などを出してお出迎えをしてもいいところを、心の中でこんな風に思ってしまうなんて、本当に申し訳ないと思いました。
こんな状況下でも、家にいながらにして、必要なものを必要な人のところへ商品を運んでくれる物流関係の業者さんには、本当に感謝です。
しかし、感謝されなければならない存在であるのに、私のような人に心の中で警戒されたり、また露骨に嫌悪の目を向けられることもあるかもしれません。
物流関係のお仕事はただでさえハードであるのに、お客様からのそういった視線にまで耐えなければならないなんて辛すぎますよね。
他にもおすすめの記事がありますので、ぜひこちらも読んでみてください
⇒透明マスクはいつからあるの?作り方や材料と種類 透明の意図を紹介
⇒自粛ヤクザとは?その正体と行動の特徴!暴言や営業妨害の被害も!
⇒マスクの値段が下がった理由は?暴落のきっかけと今後の価格の予想も!
エッセンシャルワーカーのまとめ
今回は、エッセンシャルワーカーに関する情報を紹介いたしました。
ニュースや情報番組を見ていると、仕事ができないことで収入がなくなった方の保障をどうするかという問題がクローズアップされることが多いです。
収入減に苦しんでいる人から見れば、収入面での打撃がないエッセンシャルワーカーの人をうらやましく思っている人もいるかもしれません。
ですが、感染の恐怖と時に向けられる差別の目と戦わなければならないことは、並大抵のことではありません。
収入、メンタル、労力…
誰もが新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、何らかの苦境に立たされています。
自分を守ることは一番大切なことですが、エッセンシャルワーカーの人たちへの感謝の気持ちは、忘れないでもらいたいですね。
スポンサーリンク