皆さんはNHKの
「ドラマ10」枠のドラマを
見たことがありますか?
ドラマ10は金曜の夜10時に放送する
ドラマ枠で、ここ最近は話題作が続いているんです。
たとえば
「女子的生活」
「透明なゆりかご」
といった作品が放送されていました。
視聴率はさほど高くありませんが、
ネットの反応や意見を見ると
非常に熱量を感じさせる反響があるんです。
視聴率以上に完成度が高い作品
が放送されている枠なんですね。
また「女子的生活」は性的少数者、
「透明なゆりかご」は未成年の妊娠や
中絶といった社会派の内容のドラマとなります。
そのようなテイストで、
完成度も高いために反響に熱量がこもるのかもしれませんね。
そして現在のドラマ10枠の作品は
「トクサツガガガ」です。
この作品は女性オタクの
主人公を描いた作品となります。
女性のオタクを通すことで、
女性の社会での生きにくさを表現した作品なんです。
男性オタクとの違いを
丁寧に描いた作品になっていて、
話を進めていく内に
一筋縄ではない深さを感じられます。
気付かされることも多く、
「トクサツガガガ」
は話題性の高い作品となっているんです。
また原作は漫画で、
2014年からビッグコミックススピリッツで連載されています。
実はこの漫画の時から話題性が高い作品で、
知っている人にとっては待望のドラマ化なんですよ。
今回はそんな
「トクサツガガガ」
についての紹介をしていきます。
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トクサツガガガってどんな作品?
トクサツガガガは、
上にも書いたように女性オタクを扱った作品です。
なんのオタクかと言えば、
特オタ(特撮オタク)とタイトル通りになっています。
主人公である商社勤めの女性オタクの
「仲村叶」(なかむら かの)が、
特撮を通して日々の問題と
疑問を乗り越えるコメディードラマです。
仲村叶はピンチになると、
脳内に特撮ヒーローが現れてアドバイスをしてくれます。
そして様々なピンチを乗り切るという設定となっているんです。
オタク仲間も多く登場をして、
作品をより深いものにしている点も特徴です。
特撮オタク仲間の「吉田さん」
と小学生の「ダミアン」や、
少女アニメオタクの「こわもて任侠さん」、
アイドルオタクの「北代さん」や
「ミヤビさん」などなど多くのオタクが登場します。
それゆえに「オタクあるある」や
「特撮あるある」のシーンも多くあるようで、
ネット上でも反響が大きくなっているみたいですよ。
総じて共感ができる!あの反応もわかる!
といった、本気の共感コメントが多く見つけられますよ。
⇒セブンオーナーの時間短縮を拒否?解約や違約金など問題で過労死も?
⇒バンクシーが香川県に?高松にネズミのイラストが?絵は本物なの?
⇒バカッターや不適切動画を挙げる心理!拡散されないと思ったのに?
トクサツガガガはオタク全面ドラマ?
ここまでだと、
オタク主人公に濃いオタク仲間の出る
「オタク全面ドラマ」
に思えてしまいますよね?
でもこのドラマはそんな薄い内容のものではありません。
オタクである悩み、
また主人公が女性であるからこそ
「女性オタク」
ならではの悩みを描いているんです。
たとえば主人公の中村叶は両親に
女性らしくいて欲しいと
願われていることから、
特オタであることを隠して生活をしています。
オタク仲間もそれぞれに
悩みを抱えていて、
好きなものを声に出して言えない理由が
話を見るほどに納得できる作りとなっているんです。
トツゲキガガガの1話目を見ると
「なんでそんなにオタクであることを隠すんだろう?」
ときっと思うと思います。
でも2話目以降を見ていくと、
その隠す理由に気付かされていくんです。
オタクの内面をえぐり出すような
リアルさがあり、周りの人達との
「溝」みたいなものを意識して描いた作品なんだと思わされます。
昔よりもオタクへの理解が進んだと
思われがちになっていますが、
まだまだ「溝」があるんだと気付かされました。
女性オタクが主人公であるからこそ、
生きにくさも印象的に伝わってくるんですね。
コメディードラマではありますが、
社会派の割とリアルな作りが大きな魅力の作品ではないでしょうか。
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トクサツガガガの撮影場所は名古屋?東映も協力って?
トクサツガガガを見ていて気になるのは、
撮影場所とリアルな特撮ではないでしょうか。
撮影地は、
ほぼほぼ愛知県の名古屋市だったようです。
これは名古屋市のアピールで、
名古屋にある
「なごやロケーションナビ」
という外郭支援団体あってのことということでした。
年間で100本以上ものロケ地支援をしている団体らしいですよ。
そんなわけで今回のトクサツガガガにも
名古屋を象徴するシーンが多くありました。
栄のシンボル「オアシス21」や、
ショッピングモールでは
「アスナル金山」などが登場するんです。
もう少しコアな所だと「おもちゃのミッキー曙店」なんかも出てきますよ。
そしてもう一つ気になるのは、
登場する架空の特撮作品です。
細かいディテールに
目がいってしまうほどリアルな作りなんですよ。
その理由には、あの「東映」が
全面協力をしているというこだわりがあるからなんです。
架空のはずなのに
本物感のある仕上がりとなっていて、
ここへのこだわりは半端ではないものとなっています。
そのほか作品に登場するアイドルが歌う曲も、
実際にご当地アイドル
「BOYS AND MEN」が出している曲だったりしているんです。
さらに特撮ヒーローの声も
このアイドルグループのメンバーが担当したりと、
細かいネタが散りばめられていて知ると面白い点が多くありますよ。
名古屋や東映の全面協力などの、
細かいこだわりもこの作品の大きな魅力と言えるでしょう。
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トクサツガガガの視聴率は?
続いて、そんな話題の
トクサツガガガの視聴率についても見ていきましょう。
数字では見えないような熱量を、
ネットの反響から感じますが視聴率も気になるところですよね。
第1話の4.4%が1番高く、
その後は3%後半で推移しています。
平均視聴率は3,84%です。
過去のドラマ10枠の視聴率で、
トップ10に入る作品は
8%代以上となります。
トクサツガガガは
特別高い視聴率ではなさそうですね。
もともとドラマ10は、
40代や50代の方が見る枠となっています。
今回の作品はもう少し若い世代へ向けた
ドラマテーマのようですし、
ある意味チャレンジに意欲的な作品と言えるかもしれませんね。
その中で一定数の視聴率を
取れているというのは、
1つの成功と言っても過言ではないかもしれません。
ネットでの盛り上がりを見る限り、
トクサツガガガの最終回の視聴率も4%近くを保てるのではないかと思います。
最近の攻めているNHKの、
新たな挑戦の一歩になって欲しいと思いますね。
⇒トクサツガガガのロケ地は?視聴率と話題性の理由は?視聴者の反応も
⇒嵐は4人では活動できないの?TOKIOのようには行かない理由は?
⇒ホワイトハッカーは稼げる?気になる年収と将来性は?学べる場所は?
トクサツガガガの魅力とは?細かいこだわりまで知って欲しい!〜まとめ〜
今回の紹介したトクサツガガガは、
ただのオタクドラマでは語りきれないほどの
魅力がありました。
オタクのリアルさをしっかりと入れながら、
今の社会の中での生きにくさを女性主人公を通して伝えています。
頭の中にヒーローが出てきて、
アドバイスをするなんて女性オタクらしい設定ですもんね。
そして周囲の人たちとの
「溝」
にスポットを当てていることも、
リアルさに繋がり魅力の1つとなっているんでしょう。
そのほかでも細かいディテールや、
設定にまでこだわりがありました。
知れば知るほど面白さが見つかる魅力ある作品と言えるでしょうね。
視聴率は特段上がるとは思いませんが、
ドラマ10でこのテーマでの安定した視聴率は成功だと思います。
きっと皆さんが思っている以上の、
一筋縄ではいかない面白さの詰まったドラマですよ。
まだチェックしたことのない方にはぜひおススメしたい作品です!
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