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幸楽苑が深夜営業をやめる理由と外食産業のニューノーマルを考察

幸楽苑が深夜営業をやめる理由と外食産業のニューノーマルを考察
幸楽苑というラーメンチェーンをご存知でしょうか。

ラーメンの種類が多く、しかも一般的なラーメン屋さんよりも、値段帯がリーズナブルであるため、お気に入りのラーメン屋さんであった人は多いはずです。

そんな幸楽苑ですが、今後は23時以降の営業は取りやめるとの方針を、昨日(2020年5月27日)に発表しました。

今回の記事では、幸楽苑が深夜営業をやめる理由を考察するとともに外食産業のニューノーマルを考えていきたいと思います。

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幸楽苑の今後の営業時間は?


幸楽苑は、もともとは23時〜24時まで営業しているラーメン屋さんでした。

 

さらにその前は深夜2時まで営業している時もありましたね。

 

私も何度か旅行の帰り道に利用したことがあり、多くの飲食店が閉まっている中、幸楽苑さんを見つけ「助かったー!」と思ったことがあります。

 

しかし、そんな幸楽苑ですが、23時以降の営業は今後取りやめるとの方針が、ホームページにて発表されました。

 

つまり、新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けてこの期間だけ深夜営業を自粛するという意味ではなく、将来的にも深夜の営業はもう再開しないという意味で捉えることができます。

 

幸楽苑で、「夜中にラーメン」という背徳感と空腹を満たせるという喜びを楽しみにしていた人にとっては、非常にショッキングな事態ですね。

 

幸楽苑の今後の閉店時間は、基本は21時とし、一部の需要のある店舗だけが22時とする方針だそうです。

幸楽苑はなぜ深夜営業をやめるの?


緊急事態宣言が明けてさまざまな制約が解かれましたが、まだまだ以前のように飲食店にお客さんが訪れるという状態にはならないことは、安易に予測できます。

 

幸楽苑も「深夜の人出の回復は期待しにくい」と判断したようです。

 

もともと、飲食店はランチタイムと比べてディナータイム、ディナータイムと比べて深夜の時間帯は、お客さんが少なくなります。

 

そう考えると、深夜まで営業することは、お店にとっては経営上のコストパフォーマンスが良いとは決して言えませんでした。

 

また、深夜営業をやめることは幸楽苑で働く従業員さんの労働環境を見直すということにも繋がります。

 

私たちにとっては、深夜まで空いているチェーン店の飲食店があることは、例え頻繁に訪れずとも、安心感のあるストロングポイントになります。

 

ですが、そこで働いている従業員の方たちにとっては、深夜労働はハードなものだと思われていたはずです。

 

なので従業員さんの負担を減らせば、従業員を確保しやすくなります

 

リーズナブルな値段帯をキープしながら、幸楽苑が存続していく上で深夜営業の取りやめは必要な決断だったのかもしれません。

今後の外食産業のニューノーマルは?


新型コロナウィルスに関係なく、数年前から飲食店の営業時間は短くなりつつある傾向にありました。

 

私は、よく友人と平日の夜にゴハンに出かけていました。

 

仕事が終わって合流するのはだいたい19時30分頃で、そこからどこのお店に行くか決めますので、だいたいお店に着くのは20時頃になります。

 

車で向かうので基本的に居酒屋は利用しません。

 

飲食店でおしゃべりを楽しみ、だいたい23時頃に解散するのが基本の流れです。

 

しかし、数年前から徐々に各飲食店の閉店時間が短くなったことを肌で感じるようになりました。

 

早いお店なら21時で、たいていのお店は22時に閉まってしまいます。

 

もっと昔は、お店の閉店時間は気にしていませんでしたし、だいたいのお店は23時くらいまでは開いていたような気がしました。

 

少しずつ外食産業の状況が変化しつつあったところに加えて、新型コロナウィルスが現れ、外食産業のニューノーマルは一昔前とは大きく変化することとなるようです。

 

日付変更線を超えて深夜までダベれることが当たり前だったファミレスまでもが、その営業形態を変えていくとのことです。

 

ガスト」の閉店時間は、7月1日より原則23時30分閉店となることが、発表されています。

 

利用者にとっては寂しいことですが、各飲食店が営業を存続していく上で仕方のないことなんだと思います。

幸楽苑が深夜営業を辞める理由とニューノーマルのまとめ


今回の記事では、幸楽苑が深夜営業をやめる理由と外食産業のニューノーマルについて考察しました。

 

新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、もっとも大きな被害を受けた業種のひとつが飲食店だと思います。

 

誇張なしで、本当に売上が9割減の店舗や人員を削減せざるを得なかった店舗が今年は一気に増えてしまいました。

 

休業要請が出ていなくとも、誰もが外出先でマスクを外したくないと思っている今、飲食店で好んで食事をしたいと思う人だいぶ減ってしまったように思えます。

 

そこで今まで以上にテイクアウトという形で自宅で食べる事のできるサービスもより改良されていくかも知れないという期待もあります。(将来的にゴミ問題や環境問題も気になりますが)

 

各飲食店が存続していくために対応策を考えていかなければならない上で、深夜営業の取りやめは、いたって自然な流れだと受け止める理解も必要なのかもしれません。

今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。