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シャープマスクの当選確率は?応募時の倍率や人気の理由に大きな秘密も!

シャープマスクの当選確率は?応募時の倍率や人気の理由に大きな秘密も!
シャープマスクの当選確率が国民的な不評にあえぐアベノマスクよりもはるかに注目されています。

3回目の抽選販売が終わった時点で当選確率は約100分の1

約700万人の応募に対し当選者は約7万人かなり狭き門になっています。

パンデミックから約3ヶ月、街の店舗でも「マスクあります」の文字がアチコチで見れるようになりました。

なぜ、そんな中、ここまでシャープマスクは大人気なのでしょうか。

マスクの品質・社会状況・消費マインドの変化など、さまざまな角度から人気の理由を考えてみましょう。

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狭き門のシャープマスクに今後求められること


シャープマスク2020年5月13日3回目の抽選を行い、約700万人の応募者の中から約7万人の当選者を出したと発表しました。

2回目と3回目の当選確率は共に約100分の1

10本で1本の当たりクジなら「もしかすれば」と期待も抱きますが、100本に1本なら大半の人はその確率どおり99%ムリだとあきらめるでしょう。

つまり応募者の多くは「外れて当たり前」という心構えでいたはずです。

だからこそ当たったときの喜びは大きく、ツイッターには当選者たちの幸せな声が数多く上げられています。

シャープマスクの応募のユニークな点は応募者が次回にも“自動的に繰り越される”ことにあります。

そのせいで回を重ねるごとに当選確率は上がり、新規応募者はより当たりにくくなります

しかし初期の応募者は費用や手間をかけることなく、応募がある限りずっとエントリーされるので得した気分になるでしょう。

そして実質的にも利があります。

もし100回の応募がありほぼずっと当選確率が100分の1であれば、1回目の応募者はほぼ全員100回目の応募までに当たることになります。

もちろん数字上の話であり100回あっても外れ続ける人もいるでしょう。

逆に1回目の応募で当たるラッキーな人もいるでしょう。

いずれにせよシャープマスクを得るには狭き門になっています。

シャープには今後、生産枚数を増やすことはもちろん転売者を減らす努力も求められます。

そのためには転売防止のシステムを厳格にして、当人たちのやる気を失わせることが大切でしょう。

シャープマスクは使用上の快適さが一番の評価ポイント


シャープマスク品質はその人気ぶりに値するのでしょうか。

仕様を見てゆきましょう。

95mm×175mmの不織布(ふしょくふ)マスク

中身は立体三重構造で、三層プリーツマスクとも呼ばれています。

本体はポリプロピレン製、フィルターは高密度で除菌効果は99パーセント。

ネット上に上がっている口コミ評価は上々。

5つ星評価なら少なくとも4つ星だといえます。

何より聞こえてくるのは軽い

次につけごこちが良い・息がしやすい・耳が痛くならないとなります。

かんじんの除菌効果に関する意見が少ないのは、多くの人がマスク着用において病気予防よりも“使用上の快適さ”に重きを置いているからかもしれません。

マスクがすでに衛生よりもモラルになっていることの表れなのでしょう。

とにかく大半のユーザーはそのつけごこちの良さだけで満足しているようです。

シャープマスクの見た目は率直に言って白い地味なマスクです。

またシャープのロゴは下の方についていて小さいです。

そのため「俺は当たったんだ!」という自慢効果はあまり期待できません。

これだけ注目度が上がっているのだから、シャープはこの点を改善すべきでしょう。

シャープマスクのお値段は50枚入りで税抜き約3,000円

一枚で60円

これに高いと思う人は中々いないでしょう。

シャープマスクの人気ぶりは、まず使用上の快適さという点での質の高さにあるのではないでしょうか。

最近は保冷剤ポケットがあるマスクが大人気ですが、シャープマスク夏マスク仕様にすれば今後もブームは続くことでしょう。

シャープマスクの人気の影にアベノマスク不評も


シャープマスクのブーム外部要因によってもたらされたともいえます。

まずは安倍政権が推し進める日本政府産のマスク・いわゆるアベノマスクの不評があります。

最初にその小ささやデザインの悪さが叩かれ、次に不良品が混ざっていたこと、生産メーカーの不透明さ、予算の大きさなどが続きました。

根本的な不評の原因は、国民的なブーイングがありながら政府が依然マスク配布を続行している点にあるでしょう。

このアベノマスクの際立った不評がシャープマスクの価値を相対的に高めたことは間違いありません。

シャープマスクは国産ブームの先駆けとなるか


シャープマスクの人気ぶりは次に国産という点にあります。

3月に日本政府はシャープにマスク生産を要請し、シャープは三重県の液晶パネル工場で作り始めました。

それによってシャープマスクには「純国産」という大きな付加価値がつきました。

マスク購入者の多くはやっぱり国産に限るという声を上げています。

シャープマスクのブームはそのまま“国産ブームの先駆け”になるのではないでしょうか。

今回のパンデミックの直接的な原因は、中国が中心になったグローバリゼーションにあります。

日本だけではなく世界中どこでも『made in china』から逃れることはできませんでした。

どんな商品も中国製か中国製の部品が入っていることが当たり前になっていたのです。

そして、このグローバリゼーションの回路が世界中にパンデミックを広げる元になりました。

日本でも多くの人はそれに薄々気づき、自然と国産品を応援したいという気持ちになっているのでしょう。

そもそもシャープはグローバリゼーションの負け組です。

2016年に経営難から台湾の鴻海精密工業に吸収され、日本の大手電気メーカーとして初めて外国企業傘下になるという屈辱を味わいました。

これには多くの日本人も歯がゆい思いをしたことでしょう。

シャープマスクのブームは日本メーカーの敗者復活を願う気持ちがこもったものでもあるはずです。

シャープマスクの人気ぶりは今後、日本でより大きな国産ブームの流れを作るキッカケになる可能性を持っています。

商品の安さや高性能さよりも、自らの命の安全を優先して消費する時代はもうすでに来ているのかもしれません。